『ドラゴン桜2』桜木建二が教える 2020教育改革

「はじめの一歩を踏み出そう」が学びの合言葉になる! ISAKジャパンの小林りん代表理事

2021.03.15

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桜木 建二
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世界80カ国以上から多様なバックグラウンドを持った生徒が集まる長野県・軽井沢のインターナショナル高校「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」。前回、代表の小林りんさんに、withコロナの時代の新しい学びの姿についてうかがった。
オンラインとオフラインの組み合わせなど、教育現場の課題は数々あれど、学ぶ側に必要なマインドはさほど変わらない。小林さんは先ごろ『世界に通じる「実行力」の育て方 はじめの一歩を踏み出そう』を上梓。学び成長する気持ちを抱くすべての人に向けて、まずは一歩を踏み出すことの重要性を説いている。

学校で手を挙げて質問してみるのも立派な一歩

「一歩を踏み出すクセをつけると、困難に直面したとき、周囲の人や環境のせいにせず、自分でなんとかしてみようという態度をとれるようになります。このマインドを身につけるのは大事なことだと思っています」

みずから考えて動き出せる人になる効用を、小林さんはそう説明してくれた。

まず自分で一歩を踏み出す人こそ、周りのせいにしたりあきらめたりせずに、自分らしい人生を歩んでいける人になるのだ。

「困難を乗り越えるには、まずは動いてみよう、失敗してもそこから学び、気持ちを切り替えて次の行動に移ろう、といったフットワークの軽さも必要です。一歩を踏み出すクセがあるかどうかで大きく結果は変わってきます。

それに、外から降ってきた難題はつい投げ出したくなるけれど、みずから動いて見つけた課題なら、最後まで投げ出さずに取り組みたくなるのではないでしょうか。粘り強く事にあたるうえでも、自分が本当に信じるものに忠実に、臆せず動くクセは小さいころから身につけたほうがいいでしょうね」

では「みずから踏み出す習慣」は、どのように養うといいだろうか。

「何か劇的なことや特別なことをする必要はありません。

ワクワクドキドキすること、うれしいこと、くやしいこと、そういう感情が大きく動く経験をいっぱいするのが大切。学校で手を挙げて質問してみるとか、もっと学校がこうなったらいいのにと思うことを提案してみるとか、それくらいのことでいいんだと思います。

子どもが思い切って新しいことをできたら、すかさず大人が褒めてあげるのも必要ですね。ちょっと大げさなくらいに褒めてあげれば、仮にその小さい挑戦が失敗に終わっても萎縮せずに済みます。

思い切って跳べたことの喜びが、ちょっとした失敗を大きく上回るようにしたいものです」

(C)三田紀房/コルク「ドラゴン桜」パート1から
(C)三田紀房/コルク「ドラゴン桜」パート1から

大人になっても一歩を踏み出すクセは強みに

自分の意志をまずは大切にする姿勢。

それは大人になってからも強みになっていくと、小林さんは言う。

「大人になると社会的な要請が強くなって、周りにも気を使うし、失敗をするのはもっと怖くなるし、あれこれ折り合いをつけなければいけなくなるのは事実ですよね。

誰しもある程度は外からの声に振り回されてしまうわけですが、それでも自分らしさを失わず打ち出せるようになるためには、まず自分の内なる声に耳を傾けそれに従ってみる習慣があったほうがいい。

小さいころに身につけた『自分で一歩を踏み出すクセ』は、生涯自分の強みや財産になってくれるはずですよ」

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