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「プロゲーマーになりたい」と言われたら… 注目高まるeスポーツ、子どもの憧れの職業に

2021.03.08

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夏野 かおる
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「eスポーツ元年」と呼ばれた2018年からはや2年。徐々に世の中にもその概念が浸透し、賞金額が数億という大会も。とはいえ、「それって本当に“スポーツ”なの?」、「子どもがプロゲーマーになりたいと言ったらどうしよう?」と思う保護者もいるでしょう。そもそもeスポーツとは何なのか、プロゲーマーはどんな活動をしているのか、その将来性はあるのか。専門家や当事者にお話を聞き、探りました。

子ども達の憧れは「プロ野球選手」から「プロゲーマー」へ

『月刊コロコロコミック』(小学館)のオンラインメディアである「コロコロオンライン」で2020年8月に発表された「読者が興味のある職業」アンケートでは、1位が「YouTuber」、2位が「プロゲーマー」、3位が「ゲーム実況者」となっている。この並びは2019年から変わっておらず、それまでに人気だった「プロ野球選手」や「サッカー選手」、「漫画家」などと入れ替わった形だ。

明確に潮目が変わったのは2018年。この年は日本での「eスポーツ元年」と言われ、さまざまな業界からの参入が相次いだ。国内唯一の統一団体である「日本eスポーツ連合(JeSU)」が設立され、ビジネスの土壌も整い始めたのもこの年だ。これまで「ゲーム脳」「オタク」などネガティブなイメージで語られがちだったゲームの世界が、華のある、近未来的なビジネスの場として認知されるようになってきたとも言える。

とはいえ、いざ我が子に「プロゲーマーになりたい」と言われたら戸惑ってしまうのが親心だろう。プロゲーマーとはどのような職業なのか、その将来性は? 現役のプロゲーマーであるすいのこ選手(ウェルプレイド・ライゼスト所属)はこう語る。

「正直なところ、僕の両親もはじめはプロゲーマーになることを快く思っていませんでした。30歳近かったこともあり、『本当にゲーマーとして食べていくつもりなのか?』と苦い顔をされましたね。実績を経て徐々に認めてもらえるようになりましたが、そもそも僕はウェルプレイド・ライゼスト社に雇用される形で活動できている恵まれたケース。概観すれば、決して安定した職業ではありません。子ども達の憧れになるのは喜ばしいことですが、華々しい一面だけでなく厳しい現実も知ってもらえれば」

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ウェルプレイド・ライゼスト社に所属するプロゲーマー・すいのこ選手

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