企業入社難易度ランキング

「10年間で入社が難しくなった企業」メーカー ランキング上位77社 1位日本ハム、2位セガ

2021.03.16

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井沢 秀
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学生が志望する業種や人気企業は、時代の環境とともに変遷する。企業の盛衰も時とともに移り変わる。ある業種で3番手、4番手だった企業がトップに躍り出たり、逆に花形だった業種や企業が落ちていったりすることもある。大学通信が算出している「企業入社難易度」を活用して、2020年と2010年を比較することにより、この10年間で入るのが難しくなった企業を検証した。業種別の第一回はメーカー。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

採用大学が様変わりした日本ハム

この10年で企業入社難易度が上がり、入社が難しくなった企業ランキングを業種別に見ていく。今回はメーカー編。

10年前と比較して最も難易度が上昇したのは、食肉業界で最大手の日本ハム。グローバル展開を積極的に進め、2014年にNHフーズ・ブラジル、16年にNHフーズ・マレーシアを設立するなど、20年4月現在で海外19の国と地域に85カ所の拠点を持つ。

採用が多い大学は10年前とはガラリと変わった。10年と比較すると、明治大3人→5人、早稲田大0人→5人、神戸大0人→4人、立教大2人→4人、上智大1人→3人、同志社大0人→3人となり、10年前は採用がなかった大学が複数あることがわかる。20年の採用判明数は10年と同じ50人だが、入試難易度が60を超える大学は、6大学7人から9大学27人に増えている。

入社が難しくなった上位企業には、食品が目立ち、10位までのうち半数の5社が食品だ。食品はBtoC企業が多く、学生に親しみのある業界だが、食への関心の高まりなどを背景に、学生の人気が上がっており、入社難易度が上がっている。

3位には1922(大正11)年に大阪で創業した江崎グリコが入った。大阪市に本社を置く企業ながら、10年の2府4県(京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県)からの採用は、全11大学中3大学(5人)にとどまっていた。20年は、採用が多い大阪大(5人)、神戸大(3人)を含め、全14大学中5大学(11人)に増え、全国の難関大学から広く集めている。入試難易度60以上の大学は、2大学2人から20年は9大学17人に増え、同社の採用判明数の77%を占める。

兵庫県西宮市に本社を置く4位の伊藤ハムも、関西の難関大からの採用が増えている。採用が多い大学を10年と比較すると、神戸大0人→8人、関西学院大4人→8人、同志社大0人→7人、関西大0人→5人となっている。入試難易度60以上の大学は、2大学3人から6大学20人に増えている。

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