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コロナ禍の中学受験で麻布に合格! 難関校に挑戦した親子の体験談

2021.03.22

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武田 柊太
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コロナ禍で積み重ねた勉強の成果を、感染予防に配慮した環境でテストされる。そんな2020年度の中学入試になりました。保護者は子どもの学習ペースづくりやメンタル面への配慮に加えて、感染予防と、より一層のサポートが求められたかもしれません。今回は、2020年度に麻布や筑駒など難関校に合格した息子を持つ父親に、感染予防や塾での勉強、模試で注意したポイントなどについてコラムを寄稿いただきました。

中学受験への「ホップ」――家庭の朝学習で伸ばした学力

2年前、長女が中学受験にトライし、無事に志望校に合格。彼女が勉強に向き合い、のびのびと中学生活を満喫している様子をそばで見ているうち、長男も自然と中学受験モードになっていきました。そのため、「中学受験をするか否か」について、家族であらためて話し合いはしませんでした。

志望校としてフォーカスしたのは、いわゆる難関校。「開成では毎日が運動会。麻布では毎日が革命。武蔵では毎日が散歩」と言われるように、強烈な個性を打ち出す御三家がまずは目にとまりました。

そこで考えたのが、学校の雰囲気を肌で感じること。小学4年生から学園祭に足を運び、クラブ活動やステージ、学園生活のムードを息子なりに感じ取ってもらいました。小学6年生ではコロナ禍となり、ほとんどの学校で学園祭が一般公開されませんでした。学校説明会もそうですが、前倒しで動いていたことが、功を奏しました。

さらに、4年生から大手の中学受験専門塾に通い始めました。自宅からアクセスが良く、それほどマンモス校ではない塾。もともと長女が通っていたこともあり、きめ細かいケアに期待がありました。

コロナ禍の中学受験_1

基礎的な学力・知識は、塾の学びでカバーできていたと思います。学力は難関校を狙える水準で推移しました。

そこで、本番でもしっかりと実力が発揮できるよう、家庭学習では「テストの解き方を完全に自分のものにする」ことに注力しました。問題を個々に解くのではなく、試験を全体で捉える「大局観」をものにする、とでも言いましょうか。

例えば、算数の大問では「(1)」を間違ったら、芋づる式に他の小問に影響して挽回は不可能となります。「(1)」だからといってナメてかからない。かといって、受験生の9割が解けない超難問にこだわっては全問を解く時間がなくなってしまう。解ける見通しが立たない、あるいは、解けたとしても10分以上の時間を要してしまう問題はスルー。「一問減った」と割り切って考えることが大切となります。塾ではこうした試験に臨む際の実践的なノウハウも学べたので、家庭で過去問を徹底的に繰り返し、自分の力にしていくきました。

また、塾で息子が何度も注意されたのは「自分を超能力者だと思うのは、そろそろやめよう。問題文を読まないと解答はできないぞ」ということ。例えば、「当てはまるもの」なのか、「当てはまらないもの」なのか。模試後に見ると「何で間違ったの?」と問い詰めたくなるようなケアレスミスが、必ず出てくるものです。

もちろん、完全にミスをなくすことは不可能です。大人でも、同じ問題を解こうとすると勘違いやミスリードが続出します。だからこそ、斜め読みして選択肢を速攻で選ぶのではなく、問題をしっかり読みとる姿勢を作るようにしました。

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