学習と健康・成長

「バカ」「死ね」……子どもが汚い言葉遣いを覚えたらどうする? 使う理由を理解して

2021.04.21

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夏野 かおる
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「子どもが小学生になった途端、汚い言葉を覚えてしまった」と戸惑う保護者は少なくありません。「うんち」は許容できても、「死ね!」にはさすがにギョッとしてしまうのが、保護者としての心情。なぜ子どもは「汚い言葉」を喜んで使うのでしょうか? 注意すべき線引きはあるのでしょうか? 言葉遣いにおける子どもと保護者の関わり方について専門家に伺いました。

Yuko_Sugawara

話を聞いた人

菅原 裕子さん

NPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事

(すがはら・ゆうこ)NPO法人ハートフルコミュニケーション(https://www.heartful-com.org/)代表理事。子どもの幸せな自立をサポートする大人のためのプログラムを開発。各地の学校やPTA、地方自治体の講演やワークショップでこのプログラムを実施し、好評を得る。

言葉の変化はコミュニケーションの証

――「小学校に入学した途端、汚い言葉を覚えてきた」というのは、よくあることなのでしょうか。

結論から言えば「よくあること」です。子どもは身の回りにあるすべての環境から学びますから、新しいお友達ができれば使う言葉も変化します。大人だって、メディアの影響を受けてやたらとカタカナ言葉を使い始める方がいますよね。影響を受けやすい子どもならなおのことです。

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