「主体性」を引き出すノート作り

「ノート作家」の技、アプリで共有 フォロワーとの交流でモチベーションもアップ

2021.04.13

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葉山 梢
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全国の中高生に人気のノート共有アプリ「Clear」をご存じでしょうか? 「ノート作家」と呼ばれるユーザーが自ら作成した授業ノートやまとめノートを公開。アプリ上の交流が、孤独になりがちな勉強のモチベーションアップに一役買っているようです。

「いいね」にやりがい

広島県のういさん(高3)はClearに100冊近いノートを投稿し、800人以上のフォロワーがいる「ノート作家」だ。英語の現在完了形や過去完了形、古典のストーリーなどをイラストで分かりやすく表したノートが人気=下の写真。ういさんは「授業中に先生が話したことを写真のように記憶し、ノートにまとめ直すときにイラストにしている。中学時代のノートは自分が分かればよかったから、もっとイラストだらけだったけど、ノートの投稿を始めてからは見てくれる人のことを考えて説明の文章も入れています」と話す。

アプリで共有 「ノート作家」の技学び、モチベーションもアップ

絵を描くことは得意ではないといい、簡単な丸や線で表現する。中学校の理科の先生を目指しているが「理科で出てくる植物や動物の絵は私の技術では描けませんでした」。でも、「そういうのは教科書で見ればいいですよね。これからは、複雑なものを私らしく簡単な構成図にまとめることにチャレンジしたい」と話す。

「いいね」ボタンを押したりコメントを付けたり、SNSのような交流ができるのもClearの特長だ。ういさんも「いいね」が増えたりコメントをもらったりすることにやりがいを感じるという。

大阪府のポ吉さん(高2)は中3のときからノート60冊を投稿し、500人以上のフォロワーがいる。ノートがきれいに見えるように、①余白を多くする②色は4色程度に抑える③イラストを入れる④タイトルと本文で字の大きさを変える――の4点に気を付けているという。

他の「ノート作家」の投稿もよく見るというポ吉さん。歴史用語を覚えるために、一つの用語の説明をふせん1枚にまとめるアイデア=下の写真=も、他の人のノートを見て思いついた。「見やすいし、まだ覚えていないものだけはがして持ち運ぶこともできます」。地図や仕組み図は、ふせんのトレーシングペーパーに写し取ってノートにはると便利なので「ぜひまねしてほしい」と話す。「自分のノートがどんどんきれいになるのがうれしい。少しでも時間があればノートを書きたい気持ちになります」と、ノート作りを楽しんでいる様子だ。

アプリで共有 「ノート作家」の技学び、モチベーションもアップ

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