大学合格者ランキング2021 今年伸びた高校

早稲田・慶應は東京の開成と日比谷がワンツー 志願者数は大幅減

2021.04.20

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安田 賢治
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全国一斉の長期休校、大都市圏では緊急事態宣言下で初の本番を迎えた大学入学共通テスト、一部大学の個別試験中止……と、異例ずくめだった2021年度大学入試。そんな「逆境」の中で合格実績を伸ばしたのは、どの高校だったのでしょうか。大学通信の安田賢治常務が解説します。(とくに断りのない限り、本連載の合格者数は、併願可能な私立大で複数の学部・入試方式での合格者を重複して数える「延べ合格者数」を採用しています)

東京圏の公立高が躍進、「ローカル化」進む

今年の特徴は公立高の躍進が目立ったことだ。トップ10に日比谷、湘南、横浜翠嵐(神奈川)、浦和・県立(埼玉)の4校が入っているが、昨年の公立高は2校のみだった。自治体ごとに大学進学に力を入れてきた成果とみられる。コロナ禍による地元志向の高まりから、東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)の公立高が躍進した可能性もありそうだ。

早慶の当初合格者数で見ると、東京圏からの合格者は、早稲田が76.8%で、昨年の73.2%より3.6ポイント増えた。慶應も75.4%で、昨年の73.3%に比べ2.1ポイント増だ。10年前の2011年には、早稲田は66.9%、慶應は65.1%だったから、10年前は3人に2人が東京圏からの合格者だったのが、今は4人に3人に増えている。早慶の「関東ローカル化」が進んでいる。地方からの志願者が減り、地元合格者が増えたということだろう。

東京圏以外の学校のトップは43位の西大和学園(奈良)の133人、次いで54位の東海(愛知)、60位の旭丘(愛知)、67位の土浦第一(茨城)、69位のラ・サール(鹿児島)の順だった。このうち西大和学園、旭丘、ラ・サールは、慶應の合格者数が早稲田を上回っている。東京圏外では慶應人気が高いということかもしれない。

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