大学合格者ランキング2021 今年伸びた高校

関関同立の首位は西宮・市立 大阪府立のGLHS10校も上位を占める

2021.05.11

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安田 賢治
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全国一斉の長期休校、大都市圏では緊急事態宣言下で初の本番を迎えた大学入学共通テスト、一部大学の個別試験中止……と、異例ずくめだった2021年度大学入試。そんな「逆境」の中で合格実績を伸ばしたのは、どの高校だったのでしょうか。大学通信の安田賢治常務が解説します。(とくに断りのない限り、本連載の合格者数は、併願可能な私立大で複数の学部・入試方式での合格者を重複して数える「延べ合格者数」=解説はこちら=を採用しています)

今年の関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)の一般選抜の志願者数は、関西学院大を除いて昨年より減少した。私立大全体では昨年に比べ約12%も志願者が減っており、関西学院大の志願者増が逆に目立つほどだ。神戸三田キャンパスの理工学部を理、工、生命環境、建築の4学部に再編した改革が人気を集めたのが、志願者増の大きな理由だ。

その関関同立の合計合格者数トップは兵庫の西宮・市立の729人だ。昨年より244人増えている。2位は僅差で大阪の茨木の725人。3位は高津(大阪)、4位は豊中(大阪)、5位は畝傍(奈良)の順だった。私立高トップは18位の兵庫の須磨学園だ。ランキング上位校は合格者数を伸ばしているところが多い。

大阪府では大学進学に力を入れるGLHS(グローバルリーダーズハイスクール)が10校指定されている。GLHSの文理学科は、2014年に学区が撤廃される以前にも、府内全域から優秀な生徒を集めてきた。そのGLHSが関関同立の合計合格者数トップ30に全校入っている。2位の茨木、3位の高津、4位の豊中、6位の三国丘、7位の大手前、11位の四條畷、15位の北野、16位の天王寺、17位の生野、27位の岸和田だ。合格者数の内訳を見ると、この10校は大阪の学校とはいえ、地元の関西大が最多というわけでもない。茨木、豊中、大手前の最多は京都の立命館大だ。立命館大は大阪府茨木市に大阪いばらきキャンパスがあり、近隣の高校からの合格者数が多い。また、京大合格者数で公立トップの北野と天王寺の合格者数最多は、京都の同志社大だ。

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