ハイスクールラプソディー

乃木坂46・山崎怜奈さん 郁文館高校進学と同時にアイドル 好きなことが“逃げ場”に

2021.05.13

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橋爪 玲子
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人気アイドルグループ乃木坂46の山崎怜奈さん。高校時代はアイドルとして多忙の中、成績はトップクラスだったそう。どんな日々を過ごしていたのでしょうか。

写真/掛祥葉子

話を聞いた人

山崎怜奈さん

アイドルグループ・乃木坂46

やまざき・れな/1997年、東京都出身。郁文館中学校、郁文館高等学校を経て、慶応義塾大環境情報学部を卒業。2013年から女性アイドルグループ・乃木坂46のメンバー。「歴史好きアイドル」としてさまざまなクイズ番組で活躍。21年2月に自身初の著書として歴史本「歴史のじかん」(幻冬舎)を発売。

中学受験をしました。

通っていた地元の小学校で、女の子たちがグループをつくり始めたんです。私はどうしてもなじめなくて、地元の友達と中学3年間をずっと一緒に過ごす未来がだんだんと描けなくなっていました。そして親に相談し、受験を決めました。

親とは、お金のかからない都立の中高一貫校を第一志望にし、私立の中高一貫校に行くことになったら奨学金をとることを約束しました。結果は、都立は不合格となり、私立の郁文館中学校に進学することになりました。合格発表のあと、父に「私立の特進クラスには受かりました。トップではなかったから入学金がいるのだけれど、払ってもらえますか」と伝えたところ、「翌年度からは奨学金をとって、大学は早慶か国立に入りなさい」と言われたことを覚えています。厳しいですよね。父はよく「将来、自分が何になりたいかがより現実的になったとき、選択肢を多く持っておいたほうがいいよ。そのときにより充実して選ぶための、手札を自分で握っておいてほしい」と言っていました。

進学した中高一貫校はどうでしたか?

私が進学した学校はもともと男子校で、私が進学した年度から共学化しました。女子の生徒は少なかったのですが、みんなやさしくて、とても居心地がよかったです。

一方で、勉強ではライバルと競い合っていて、バチバチでした。学年でトップクラスにならないと奨学金がもらえないので、とにかく勉強しました。どういったやり方が自分に一番あっているのかを試行錯誤していくなかで、だんだんと結果が数字として表れてくると、最初は奨学金ほしさだった勉強も、ゲームをクリアしていくような感覚でのめり込んでいきました。

高校時代の村木さん(本人提供)
仕事でグアムに滞在中、学校の提出物をパソコンで作る高校3年の山崎さん(本人提供)
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