大学合格者ランキング2021 今年伸びた高校

国公立大医学科トップは14年連続の東海 公立伝統校の健闘目立つ

2021.05.18

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安田 賢治
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全国一斉の長期休校、大都市圏では緊急事態宣言下で初の本番を迎えた大学入学共通テスト、一部大学の個別試験中止……と、異例ずくめだった2021年度大学入試。そんな「逆境」の中で合格実績を伸ばしたのは、どの高校だったのでしょうか。大学通信の安田賢治常務が解説します。(とくに断りのない限り、本連載の合格者数は、併願可能な私立大で複数の学部・入試方式での合格者を重複して数える「延べ合格者数」=解説はこちら=を採用しています)

今年の大学入試では、猛威を振るう新型コロナウイルス感染症により医学部への関心が高まった。そのため、国公立大全体の志願者が昨年比3.2%減となるなか、医学部の志願者数は微減にとどまった。

そんな状況下で全国に50ある国公立大医学部医学科の合格者数が最も多かったのは、男子校の東海(愛知)で、93人合格だった。14年連続のトップだ。医学部受験者は早い段階から志望を固めていることが多く、多数の合格者を出している学校では、コロナ禍でも変わらず医学部人気が高かった。東海の合格者の内訳をみると、名古屋大が30人、名古屋市立大が12人で、ともにトップを占めた。

2位は、昨年比25人増と5位から躍進した久留米大附設(福岡)。中学を共学にし、女子の一貫生が初めて卒業してから、いっそう実績が伸びている。理系上位の女子に医学部志向が強いこともあって、医学部合格者が年々増えている。合格校の内訳をみると、九州大が26人でトップだった。

3位は、合格者が昨年より18人増えて7位から浮上した男子校のラ・サール(鹿児島)。4位は、共学校の洛南(京都)だった。5位は西大和学園(奈良)と公立トップの熊本(熊本)の共学校が並んだ。熊本は昨年より21人合格者が増え、14位からの躍進だ。地元の熊本大に35人が合格しており、合格者数66人の半数以上を占めている。

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