大学合格者ランキング2021 今年伸びた高校

東大文系は公立高が躍進 日比谷、浦和・県立、水戸第一では理系を上回る

2021.05.25

author
安田 賢治
Main Image

全国一斉の長期休校、大都市圏では緊急事態宣言下で初の本番を迎えた大学入学共通テスト、一部大学の個別試験中止……と、異例ずくめだった2021年度大学入試。そんな「逆境」の中で合格実績を伸ばしたのは、どの高校だったのでしょうか。大学通信の安田賢治常務が解説します。(とくに断りのない限り、本連載の合格者数は、併願可能な私立大で複数の学部・入試方式での合格者を重複して数える「延べ合格者数」=解説はこちら=を採用しています)

東大の一般選抜は、学部別ではなく科類別に行われている。文系は文科Ⅰ~Ⅲ類、理系は理科Ⅰ~Ⅲ類だ。前期課程(1~2年)では原則として科類別にクラスが編成され、外国語や情報処理、基礎講義などの教養教育が中心に行われる。後期課程(3~4年)で学部・学科に分かれ、本格的に専門分野を学ぶ。この「進学選択」制度(通称「進学振り分け」、略して「進振り」)により、多くの学生にとっては3年生からキャンパスも駒場から本郷に移る。

かつては医学部医学科へ進学できるのは理科Ⅱ・Ⅲ類のみといった制限があったが、2006年度の新入生から、制度上は全科類から全学部に進学できるようになった。文系の主な進学先学部を見ると、文Ⅰは法学部、文Ⅱは経済学部、文Ⅲは文学部や教育学部のほか、駒場にある教養学部(後期課程)への進学者も多い。

東大文系合格者数のトップは開成(東京)の49人だ。2位は麻布(東京)の43人、3位は聖光学院(神奈川)の40人だった。東京圏以外では4位の西大和学園(奈良)が36人でトップ、7位の灘(兵庫)が29人で続く。公立トップは5位の日比谷(東京)の34人だった。

新着記事