キャンパスリポート

コロナで大学生の地元志向強まる Uターン、地方就職希望が倍増

2021.06.02

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木之本 敬介
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コロナ禍で就活生の「地元志向」が強まっていることがわかりました。就職情報会社・学情の調査で、Uターンなど地方での就職を希望する学生の割合は前年の倍以上に増え、ほぼ半数を占めました。緊急事態宣言などで移動が制約されるなか、「家族の近くに住みたい」「観光客が減り苦しい地元のために、できることをしたい」「必ずしも首都圏に住む必要はない」といった声があがりました。新型コロナウイルスは、就活生の意識にも大きな影響を与えているようです。

「UIターンや地方での就職を希望」が半数に

調査は2022年3月卒業予定の大学生と大学院生を対象に4月27日から5月11日までインターネットで行われ、681人が回答した。調査結果によると、「UIターンや地方での就職」を希望する学生が47.4%にのぼった。Uターンは出身地に戻って就職することで、Iターンは大都市出身者が地方で就職すること。昨年6月の同じ調査では21.8%だった。地方就職を希望する割合が、1年で2倍以上と急増したことになる。

コロナで大学生の地元志向強まる Uターン、地方就職希望が倍増

「家族と暮らしたい」「都市部に住む必要感じなくなった」

地方就職を希望する学生にその理由を複数回答で尋ねたところ、「家族と一緒に暮らしたいと思うから」が最多で29.6%、「必ずしも都市部に住んでいる必要を感じなくなったから」が28.8%で続いた。「もともと大学卒業後は地元に帰ろうと思っていたから」という学生も23.7%いたが、「テレワークで場所を選ばずできる仕事が増えたから」(14.8%)、「都市部で働くことにリスクを感じたから」(12.0%)も目立った。多くの学生が、この1年間思うように地元に戻れなかったり、テレワークの普及で大都市で働くメリットを感じられなくなったりと、コロナ禍の影響で地元志向を強めたことがわかる。

【文中図版】UIターン図版2とりかえ

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