新しい英語の学び方

「使える英語」授業ルポ③筑波大付属小・荒井和枝先生 練習繰り返し知識の定着目指す

2021.06.28

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斉藤 純江
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先生に続いて英文を音読し、書き写して逐語訳。そんな授業を受けた保護者も多いのではないでしょうか。 最近の授業は、ちょっと様子が違っています。小中高校で「使える英語」の授業に取り組む先生の授業を全3回で紹介します。最終回は2020年度から教科になった小学校の外国語(英語)です。筑波大付属小、荒井和枝先生の授業を紹介します。(写真は荒井先生の授業風景=荒井先生提供)。

完璧に言うより、まずは表現しようとすることが大事

筑波大付属小(東京都文京区)で5月下旬にあった5年生の授業は、子どもたちが自分の学びたい教科について伝える単元の初回だった。「Please tell me your timetable for today(今日の時間割を教えて)」。荒井和枝先生が子どもたちにたずねると、「国語」「music」など、英語や日本語の入り交じった答えが返ってきた。日本語で「国語」と答えた子には、先生が「OK, Japanese」と言い換えて伝える。

続いて電子黒板で外国の授業の動画を見た。イギリスの劇、インドのヨガ、アメリカのプログラミングなど、珍しい授業が登場した。「英語を通して世界のことに興味をもってほしい」と、荒井先生が用意した。

ここで荒井先生は英語で、「みんなは何を勉強したい」と投げかけた。「私は漫画かな」と水を向けると、子どもたちも「サッカー」「魔法」「遊び」など自由な発想で答える。そのたびに先生は「Oh, you want to study magic! It's like Harry Potter!(魔法を勉強したいんだ。ハリーポッターみたいだね)」などと英文にして伝える。「英語で完璧に言うより、まずは表現しようという気持ちが大事です。単語やポイントとなる文は私が繰り返し話して聞かせ、インプットしていきます」

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