大学合格者ランキング2021 現役「実合格者」編

日東駒専トップは桐蔭学園 続く上位に埼玉の高校が多い理由は?

2021.07.13

author
安田 賢治
Main Image

大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」が一般的だ。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても合格者1人とカウントするのが「実合格者数」だ。コロナ禍の影響で志願者が減った私立大が多いなか、実合格者数はどう変動したのか。大学通信の安田賢治常務が解説する。

今年の日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大)の現役実合格者数ランキングを見ていこう。現役実合格者数の調査は2211校にアンケートを送り、1759校から回答を得た。なかには、未回答の学校もある。また、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)の合格者、付属・系属校からの内部進学者なども含まれている。

各大学の現役の「併願合格倍率」(延べ合格者数÷実合格者数)は、付属・系属校を除くと、東洋大が1.38、専修大が1.34、駒澤大が1.27、日本大が1.26だった。近年、入学者に占める割合が高くなっている学校推薦型選抜や総合型選抜は1.0になり、全体の倍率を押し下げるが、それを考慮しても低い数値だ。各大学とも複数学部の併願合格者が少ないことがはっきり分かる。

その日東駒専の現役実合格者数トップは、付属・系属校を除くと桐蔭学園(神奈川)の286人だ。延べ現役合格者数も357人でトップだった。今年の実合格者数は、昨年の121人の2.4倍に増えている。2位は幕張総合(千葉)の238人だ。以下、大宮開成、蕨、川越東、開智(いずれも埼玉)、朋優学院(東京)の順だった。埼玉の学校が多いのは、東洋大の合格者数が多く含まれるからだろう。東京・城北地区の白山にあるメインキャンパスや赤羽台キャンパスは埼玉から通いやすい。県内にも川越キャンパスや、もともとは文系学部の1、2年生が通っていた朝霞キャンパス(24年再開予定)がある。

新着記事