「1人1台」の生かし方

ICTの現場から シームレスにつながる学校の授業と家庭学習 茨城県つくば市立茎崎第一小

2021.07.12

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柿崎明子
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子どもがパソコンを持ち帰るようになって、学校の授業と家庭学習がシームレスにつながるようになったといいます。「お知らせ」など、家庭とのやりとりをデジタル化したことで、教員の負担もぐんと軽減しました。

茨城県つくば市立茎崎第一小学校で6月、「私の宝物」について児童が英語でプレゼンテーションする授業があった。6年3組の大坪俊介さんが紹介したのは優勝トロフィー。小さいころから剣道を習っており、道場の大会で優勝したときのトロフィーを選んだという。

母の聡子さんによると、俊介さんは発表前、自宅に持ち帰ったパソコンで英語のウェブサイトを検索し、宝物の英訳を調べていた。「発音を練習するサイトもあり、知りたいこと、やりたいことが増えていくようです。パソコンを使い、教科書に載っていないことも自分から学ぶようになりました」(聡子さん)

つくば市はGIGAスクール構想で、3月末までに市内の小中学生全員に1人1台のパソコンを配備し終えた。茎崎第一小ではすべての教科でパソコンを活用しており、月に2回、教員が集まって研修会を開いている。ICT(情報通信技術)教育担当の武藤龍之介教諭は「『スタディノート10』というソフトを使い、主に調べものやまとめに使っています。自分で取り組むせいか、意欲的な児童が増えました」と喜ぶ。

6月からはパソコンを授業以外でも自由に使えるようにし、金曜日は自宅に持ち帰っている。「ある程度自由に触れられるようにしないと、使いこなせないと考えた」(村田健一教頭)からだ。持ち帰るのはパソコンの本体だけで、電源コードは学校に置いていく。

金曜日の放課後はランドセルにパソコンをしまって自宅に持ち帰る=茨城県つくば市立茎崎第一小学校
金曜日の放課後はランドセルにパソコンをしまって自宅に持ち帰る=茨城県つくば市立茎崎第一小学校

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