大学合格者ランキング2021 現役「進学率」編

東大トップは筑波大附駒場 日比谷、横浜翠嵐など公立高も伸びる

2021.07.27

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安田 賢治
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高校などの大学進学実績を見る際には、1人の受験生が複数の大学・学部に受かった場合、合格の数をすべて数える「延べ合格者数」がよく使われている。本連載では、同じ私立大の複数学部に合格した際には1人と数える「実合格者数」についても紹介してきた。さらに正確に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」だ。現役進学者数を卒業生数で割った現役「進学率」の指標をもとに、大学通信の安田賢治常務が解説する。

大学合格者の出身校別人数は、合格発表直後から注目される。ただ、私立大を中心によく言われるのは、合格者のうちどれぐらいが進学しているのかということだ。今回、現役の大学別進学者数について全国の高校・中等教育学校にアンケートし、2537校から回答を得た。その中で、まずは東大の現役進学率をランキングした。

東大の全合格者に占める現役の割合は、学校推薦型選抜を含めて、ここ3年で67.2%→67.9%→72.5%と推移した。特に今年は現役合格者の割合が高くなっている。その一番の理由は浪人生の減少だ。2021年度入試から大学入試改革が行われたため、前年度の受験生は浪人すると不利になると見て、現役で進学した割合が高かったようだ。今年の大学入学共通テストの浪人生の志願者数は、昨年の大学入試センター試験と比べて約2割減っている。そのため、今年の国公立大2次試験の志願者数も減少した。東大志願者を見ても、浪人生は昨年の3339人から3042人に297人減。志願者に占める浪人生の割合も、昨年の35.4%から32.5%に下がっている。浪人生の減少によって、合格者に占める現役生の割合が上がったのだ。

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