大学合格者ランキング2021 現役「進学率」編

東大トップは筑波大附駒場 日比谷、横浜翠嵐など公立高も伸びる

2021.07.27

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安田 賢治
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高校などの大学進学実績を見る際には、1人の受験生が複数の大学・学部に受かった場合、合格の数をすべて数える「延べ合格者数」がよく使われている。本連載では、同じ私立大の複数学部に合格した際には1人と数える「実合格者数」についても紹介してきた。さらに正確に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」だ。現役進学者数を卒業生数で割った現役「進学率」の指標をもとに、大学通信の安田賢治常務が解説する。

東大に受かっても進学しない生徒も

さて、その東大の現役「進学率」(現役進学者数÷卒業生数)を見ると、トップは筑波大附駒場(東京)の43.8%だった。2位は灘(兵庫)の34.7%、3位は聖光学院(神奈川)の30.0%と、国立と私立の中高一貫男子校がトップ3を独占した。現役合格者数が107人でトップだった開成(東京)は、4位で27.2%だ。以下、桜蔭(東京)、栄光学園(神奈川)、駒場東邦(東京)、麻布(東京)の順となった。ここまでが中高一貫校だが、その次の9位に公立高トップの日比谷(東京)が入った。

今年は公立校の躍進が目立っており、現役合格者数の昨年比を見るとそれがよりいっそうはっきりする。日比谷が23人増の48人とほぼ倍増しているほか、17位の横浜翠嵐(神奈川)は全国で最も現役合格者が増え、29人増の44人だ。他にも25位の浦和・県立(埼玉)が10人増の25人、28位の水戸第一(茨城)が15人増の20人と大きく増えている。

東大や京大では合格者のほぼ全員が進学するため、現役の「本命率」(現役進学者数÷現役合格者数)は99%台に達する。ただし、東大に進学していない合格者がいる学校も毎年、少なからずある。東大は日本最難関だが、なかには「記念受験」する受験生もいるからだ。私立大医学部などに合格したものの、自分の実力を試すため理科Ⅰ類などを受けて合格する受験生もいるようだ。

東大でも全員が第1志望合格ではない。

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