学習と健康・成長

給食メニュー考案・商店街のCM制作…… SDGsアワード受賞2校の取り組み

2021.08.25

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小林 香織
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平間を取り巻く人々でつくる「平間SDGsフェス」

平間に住む人々、企業、保護者など、さまざまな人と一緒につくり上げた「平間SDGsフェス」も、地元で話題を呼びました。

「平間の町全体のフェスにしたいとの思いから、『平間小』ではなく、『平間SDGsフェス』という名称にしました。第1回目は2020年1月に学校内で実施。第2回目となった2021年は、オンライン参加枠も用意し、保護者や一般のゲストの方はオンラインで参加してもらいました」(佐川校長先生)

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フェスではSDGsを探すためのスコープをつくる授業も開催(神奈川県川崎市立平間小学校提供)

平間SDGsフェスでは、児童が自然環境や食品廃棄などをテーマにしたワークショップや展示を実施。多彩なゲストによる出前授業や企業・保護者・商店街のブースも用意し、フェスを通じて、SDGsのあらゆる項目に触れられる内容です。

「動物愛護センターの職員が、動物とのパートナーシップを学ぶ出前授業を実施したり、アフリカを旅している元教師の方がアフリカでの体験を話したり、岩手県山田町の教育次長が津波の話をしたり、大人も子どもも一緒にSDGsを学ぶことができました」(佐川校長先生)

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動物愛護センターの職員による出張授業の様子(神奈川県川崎市立平間小学校提供)

これらの取り組みを通じて、佐川校長先生は「子どもたちに平間プライドが芽生えたように思う」と語ります。

「地域を巻き込むSDGsの授業や活動を通じて、自分が住む町をもっと好きになり、地域に誇りを持てる児童が増えたと感じます。同時に、電気をこまめに消す、水を出しっぱなしにしない、石けんを使いすぎない、落とし物をきちんと拾うなど、生活習慣の変化も見られています」(佐川校長先生)

保護者からも、「本格的な学びで驚いた」「子どもにSDGsについて教えてもらった」「家庭でも環境に配慮した生活様式に変えていきたい」といった声が聞かれたそうです。

平間小学校では、2021年のスローガンを「SDGsで未来をつくる。毎日が最高になる学校へ」と定め、引き続きSDGsの達成につながる学習を継続したいとのこと。

両学校では、「地域・保護者・企業など周囲の人たちと関わること」、「子どもたちが主体的に進めること」を大事にしています。継続的な取り組みにより、子どもたちだけでなく保護者や地域全体にもSDGsが浸透しているようです。

(編集:野阪拓海/ノオト)

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