学習と健康・成長

目先の勉強時間よりも大事なことが… 中学受験、保護者がすべき子どもの自律神経ケア

2021.07.30

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夏野 かおる
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コロナ禍で全国的な休校になった時期、「朝スッキリ起きられない」「集中力が続かない」などの症状を訴えるお子さんはいませんでしたか? そうした症状の原因の1つに、「自律神経の乱れ」が考えられます。内臓の働きを調節したり、幸せや愛情を感じる脳のホルモンの分泌に関わったりしている自律神経。中学受験においても大切なケアの1つとして、自律神経をうまく整える方法を専門家にうかがいます。

症状からわかる、自律神経チェックリスト

——自律神経はさまざまな臓器に影響するとのことですが、もっと詳しく教えていただけますか。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分けられます。簡単に言うと、交感神経はある臓器を“働かせよう”とする神経で、副交感神経は“落ち着かせよう”とする神経です。

2つの神経は体全体に分布しており、体が置かれている環境に応じて働きます。たとえば、心臓で考えてみましょう。眠っているときは体が水平ですから、血液を送るのに、そこまで力は要りません。しかし、朝になって起き上がると、脳まで血液を送るために、パワフルに拍動する必要があります。この緩急をコントロールしているものこそ、2つの自律神経。周りの環境が変わっても、問題なく生活を送れるようにバランスをとってくれているのです。

では、もしもこの働きが弱かったらどうなるでしょうか。朝になっても交感神経が働かなければ、心臓のパワーが足りず、脳まで血液が回りません。いわゆる、めまいの症状です。

ここでは心臓を例に説明しましたが、自律神経は全身に分布していますので、働きが乱れれば全身に影響が出ます。集中力がなくなり、記憶が定着しにくくなることから、成績が伸び悩んだり、善悪の判断ができなくなったりもします。当然、メンタルを病むリスクも高まります。

神経は外からは見えないため、体や心の症状から状態を推し量るほかありません。そのヒントが、以下のチェックリストに挙げた症状というわけです。ご自身やお子さんに当てはまるものがないかどうか、一度ご覧になってみてください。

自律神経_1
出典:『子どもにいいこと大全』

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