大学合格者ランキング2021 現役「進学率」編

京大首位は東大寺学園 合格者数トップの北野を逆転

2021.08.03

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安田 賢治
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高校などの大学進学実績を見る際には、1人の受験生が複数の大学・学部に受かった場合、合格の数をすべて数える「延べ合格者数」がよく使われている。本連載では、同じ私立大の複数学部に合格した際には1人と数える「実合格者数」についても紹介してきた。さらに正確に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」だ。現役進学者数を卒業生数で割った現役「進学率」の指標をもとに、大学通信の安田賢治常務が解説する。

京大入学者に占める現役の割合(特色入試を除く)は、大学発表でここ3年、60.3%→62.9%→64.7%と推移しており、上昇傾向だ。最近の大学入試では現役進学志向が高まっており、浪人生が減っていることもあるとみられる。ただ、志願者数に占める現役の割合は今年は66.9%だが、入学者になると64.7%に下がる。浪人生のほうが合格率や進学率が高いということだ。もっとも、長い目で見れば、30年前の京大合格者に占める現役の割合は53.5%だったから、近年は現役合格者・進学者が増えていることは間違いない。特色入試を加えれば、現役合格者の比率はさらに高まるだろう。

その京大の現役進学率(現役進学者数÷卒業生数)トップは、東大寺学園(奈良)の21.4%で、唯一の20%超だった。東大現役進学率トップの筑波大附駒場が43.8%なのに比べるとかなり低い。近畿圏では志望校が京大集中というわけではなく、やはり難関の国公立大医学部の人気が高いからだろう。京大の医学部以外の理系学部を目指さず、他の国公立大医学部を狙う受験生も多いようだ。

2位は現役進学者数トップの北野(大阪)の18.9%だった。北野は現浪合わせた合格者数も95人で4年連続トップだったが、現役進学率では2位となった。3位は甲陽学院(兵庫)の18.4%。以下、大阪星光学院(大阪)の14.8%、洛星(京都)の14.0%、堀川(京都)の13.9%、西京(京都)の11.9%と続いた。トップ10には京都の学校が4校入り、昨年の2校から倍増している。

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