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バイオリニスト・廣津留すみれさん 大分県立大分上野丘 ハーバード大受験を支えたタイムマネジメント

2021.08.12

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中村 千晶
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世界に通じるバイオリニストであり、テレビコメンテーターとしても活躍する廣津留すみれさん。ハーバード大とジュリアード音楽院という世界最高峰の教育機関で学びました。日本ではどんな高校時代を送っていたのでしょう。

廣津留すみれ

話を聞いた人

廣津留すみれさん

バイオリニスト

ひろつる・すみれ/1993年、大分市生まれ。3歳でバイオリンを始め、4歳で英検3級に合格。大分県立大分上野丘高校在学中にニューヨークのカーネギーホールでソロデビュー。ハーバード大(学士課程)を卒業、ジュリアード音楽院(修士課程)を修了し、演奏活動の傍ら2018年にニューヨークで音楽コンサルティング会社を起業。大分県で英語セミナー「Summer in JAPAN」を毎年開催するほか、執筆業やテレビのコメンテーター出演など、多方面で活動中。

3歳でバイオリンを始め、4歳で英検3級に合格されたそうですね。

母が英語教室を運営していたので、英語は0歳から学んでいたようです。両親ともに音楽好きなので、自然にバイオリンを習い始めました。バイオリンだけの道に進まなかったのは、勉強も好きだったからです。負けず嫌いで、好きなことはとことん究めたい。学業とバイオリンを両立させることは小学校からの目標でした。人が100%の能力を持つとしたら、それを50と50に分けるのではなく、100にさらに100を足して200%にすればいい。それが私の持論なんです。

大分県立大分上野丘高校はどんな学校でしたか?

県内でトップレベルの進学校で、それぞれにいろんなことをがんばっている人が多く、刺激を受けました。私はバイオリンの練習があり、放課後に友達と遊ぶ時間がなかったのでお弁当の時間が楽しみでした。「テニスのインターハイに出る」「東大に行く」など目標を持つ仲間と話すことでエネルギーをもらいました。文化祭でバイオリンを演奏したことも印象に残っています。最初にクラシックを弾くとみんなが「おお!」となり、さらに鉄板の「情熱大陸」を演奏するとグワッ!と盛り上がるんです(笑)。

高1のときにイタリアで開催されたコンクールで優勝し、翌年に全米ツアーの機会をいただきました。特にカーネギーホールでの演奏は衝撃的で、あのときの感覚はいまでも体に残っています。帰国の前にハーバード大に見学に行き、現役の大学生と話す機会があったんです。課外活動が盛んで、みんながスポーツや芸術と学業とを両立していると聞き、自分に合っていると思いました。

写真/張 溢文(朝日新聞出版写真部)
写真/張 溢文(朝日新聞出版写真部)

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