海外大進学という選択

「国際バカロレア」のいま 認定校、2022年度までに200校超目標 日本語DP導入で関心高まる

2021.08.20

author
山下 知子
author
市川 理香
Main Image

国際バカロレア(IB)の認定校が増えています。2021年3月末現在で候補校含め167校。近年は、国公立学校でも広がり、公立小学校で導入したところも出ています。国では2022年度までにIB認定校・候補校を200校以上とすることを目標に掲げています。(グラフは、国際バカロレア認定校・候補校数の推移)

世界の認定校は5500校

IBとは、国際バカロレア機構(本部:ジュネーブ)が提供している教育プログラムのこと。プログラムの基盤は探究と協働で、「10の学習者像」を示し、生涯にわたって学び続けることをイメージしている。

【IBの10の学習者像】

inquirers 探究する人
knowledgeable 知識のある人
thinkers 考える人
communicators コミュニケーションができる人
principled信念をもつ人
open-minded 心を開く人
caring 思いやりのある人
risk-takers 挑戦する人
balanced バランスのとれた人
reflective 振り返りができる人

(参考:文部科学省IB教育推進コンソーシアム)

IBの誕生のきっかけは、世界各地の子が集まるインターナショナルスクールだ。その卒業生が高等教育機関に進学できるよう、世界共通の大学入学資格の枠組みが必要だった。1968年に国際バカロレア機構が発足。最初に16歳(高2)~19歳(高3)対象のディプロマプログラム(DP)ができ、1994年に11歳(小6)~16歳(高1)対象の中等教育プログラム(MYP)、1997年に3~12歳が対象の初等教育プログラム(PYP)ができた。プログラムを採り入れた学校を機構が認定し、認定校で授業や試験を受けると、共通の評価基準でスコアが与えられる。DPで一定の成績をとれば、多くの国の大学入学資格と同等の「国際バカロレア資格」を持つと認められる。

認定校は、初期はインターナショナルスクールがほとんどだったが、外国の大学に進学するニーズが一般の学校にも高まり、最近ではインドや中国、ドイツなど非英語圏で増えている。2021年6月時点で、国際バカロレア機構が認定する学校は世界159の国・地域で5500校以上ある。

教育プログラム 略称 対象年齢と相当する学年
初等教育プログラム
Primary Years Programme
PYP 3歳~12歳
中等教育プログラム
Middle Years Programme
MYP 11歳(小6)~16歳(高1)
ディプロマプログラム
Diploma Programme
DP 16歳(高2)~19歳(高3)

新着記事