大学合格者ランキング2021 現役「進学率」編

MARCHトップ3は鎌倉、大和、横浜国際と神奈川の公立高が独占

2021.09.07

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安田 賢治
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高校などの大学進学実績を見る際には、1人の受験生が複数の大学・学部に受かった場合、合格の数をすべて数える「延べ合格者数」がよく使われている。本連載では、同じ私立大の複数学部に合格した際には1人と数える「実合格者数」についても紹介してきた。さらに正確に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」だ。現役進学者数を卒業生数で割った現役「進学率」の指標をもとに、大学通信の安田賢治常務が解説する。

本連載では、合格者のうち実際にその大学に進学した人の割合を「本命率」と呼んでいる。

MARCH合計の現役本命率は33.3%(付属・系属校を除くと29.9%、以下同じ)だった。大学別にみると、明治大は28.3%(27.3%)、青山学院大は42.8%(39.6%)、立教大は33.5%(29.5%)、中央大は32.5%(28.5%)、法政大は34.7%(29.3%)と差がある。昨年と比べ、法政大を除く全大学で現役本命率はダウンした。一般選抜で各大学が合格者数を昨年より増やしたためとみられる。

そのMARCHの現役進学率トップは、付属・系属校を含む総合順位でみると、立教大付属の立教池袋(東京)の94.1%だった(ランキング表参照)。上位は付属・系属校が占めるだけあって現役進学率の高い学校が並ぶが、総合11位の立教女学院(東京)、同12位の香蘭女学校(東京)は7割を切っている。両校は立教大の姉妹校に当たる女子高で、決められた推薦枠の中で立教大への進学が可能だが、付属校とは異なるため現役進学率が低めになっている。同13位の青山学院横浜英和(神奈川)も35.3%と低い。もともとは独立した私立校だったが、青山学院大の系属校になった。今年の卒業生はまだ系属校になる前に入学した学年のため、現役進学率が低めになっている。来年の卒業生が系属校1期生に当たる。

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