STEAM教育

プログラミング・映像表現・ビジネス…発想力を育むオンライン学び場「SOZOW」とは

2021.09.27

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小林 香織
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保護者も驚く発想力を発揮。参加した子どもの変化

――現在までに、どのような子どもが参加していますか?

年齢層でいうと小学4年生〜中学1年生が多いですが、推奨学年は小学校3年生~中学校3年生としています。問いが中心の探究学習のため、低学年だと難しく感じる可能性があるためです。男女比は6:4で男の子がやや多いですが、どのアクティビティも男女関係なく取り組める内容です。

――参加した子どもたちには、どのような変化がありましたか?

参加当初はものづくりの知識がなかった子どもたちが、You Tubeアカウントを開設して映像作品を投稿したり、Webサイトをつくって公開したりと、本格的な活動を始めるケースが出てきています。Slack上でのみ作品を公開して、積極的に会員の子どもたちからフィードバックを得ようとする子も少なくありません。

また、小学校4年生のある女子生徒は、社会起業家の働き方に感化され、気候変動対策のプロジェクトを立ち上げました。その内容は、水質汚染につながる廃油を使って石けんを手作りし、メルカリやクラウドファンディングで販売するというもの。先日、メルカリの会長がゲスト登壇したアクティビティがあり、彼女がその案をプレゼンテーションしたところ、「ぜひメルカリ上で販売して」と良い返事をもらいました。

「SOZOW」では、Slack上でクラブ活動も展開しているのですが、彼女は「SDGs部」を立ち上げ、自らメンバー募集も実施。アクティビティで映像制作を学び、動画を使って参加を呼びかけ、すでに十数名のメンバーが集まっています。

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Slack上でプロジェクトの進捗報告をする小学4年生の参加者

――参加した子どもたちや保護者からは、どんな声が聞かれていますか?

子どもたちからは、「学校や地域では出会えない友達と出会えた」、「自分と同じ興味を持つ子がたくさんいて驚いた」といった声がありました。SOZOWには、国内だけでなく国外からも参加者がいて、多くの子どもたちが住む場所や学年を超えて、「共通の興味」により友情を築いています。

保護者からは、「我が子にこんな発想力があるなんて」「主体的にものづくりができると思わなかった」という驚きの声が非常に多く聞かれます。おそらく、これまでは「学校の宿題をやったか、やっていないのか」「問題を解けたか、解けなかったか」など、マルかバツかのような狭い枠組みで、子どもを見ていたのかもしれません。

また、プロの多様な生き方を知るアクティビティでは、「保護者自身の常識や発想が変わった、感化された」という声もあります。

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