STEAM教育

プログラミング・映像表現・ビジネス…発想力を育むオンライン学び場「SOZOW」とは

2021.09.27

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小林 香織
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家庭での「知的好奇心」や「発想力」の育み方

――「SOZOW」では、「正解を定めない問いを投げかけること」が重要視されていますが、家庭で知的好奇心や発想力を身に付けるには、どんな意識や行動が必要でしょうか?

もっとも大切だと思うのは、子どもが何かに夢中になっているときに、無理にやめさせないこと。それが、ゲームやアニメ鑑賞だったとしても、「ゲームをやめて宿題をやりなさい」などと頭ごなしに叱らないでほしい。

なぜなら、そうすることで子どもが主体的に行動しなくなるためです。子どもの行動に対して、親がマルバツの評価を与えてしまうため、子どもは大人の顔色を見て行動を判断するようになります。結果的に、その子が本来持っている好奇心や発想力が発揮されなくなってしまうんです。

私たちが推奨しているのは、子どもが何かに熱中していたら、保護者自身もその対象に好奇心を持って、「どういうところがおもしろいと思ったの?」などと問いかけること。それによって、子どもは興味のある対象について考えるようになり、その過程で知的好奇心が膨らんでいきます。

――ただ、保護者が誘導しないと、やるべきことをやらないといった悩みも聞かれます。

ただ好き勝手にやらせるのではなく、子どもと話し合いながら好きなことを楽しむ際のルールを決めると良いかもしれません。私自身、2児の父親なのですが、長男が小学生のとき、ダンボールを使ったものづくりに没頭していて、リビングの一角を占領するほど巨大な作品を制作したんです。さすがに生活に支障が出て「片付けて」と言ったのですが、「絶対に壊したくない」と。そこで、長男と話し合い「これから10日間は展示して、写真や動画に収めよう。でも10日経ったらバラそう」と決めました。

その後、「彼の世界が広がるキッカケになれば」とロボットプログラミング教室の体験に連れて行ったところ見事にハマり、トントン拍子に世界大会に出場し、小学生の部で7位を受賞しました。現在、中学1年生になった長男は、ロボット業界でトップクラスの東南アジアで勉強したいと、自ら望んでシンガポールの中学校に留学しています。

――子どもの行動を見守りつつ、興味の世界を広げるためのアシストもしたわけですね。

子どもが知っている世界や情報はすごく狭いので、「好きの対象」が広がりそうな体験を提案するのも、保護者の役割のひとつかなと思います。そのほか、子どもの世界を広げる目的で、一緒にニュースやYou Tubeを観ながら会話したり、最近おもしろいと思っていることを聞いたりもしています。時には「パパやママが興味があるから一緒に行こう」と子どもを誘って、新しい体験に巻き込んでみることも。ぜひ、お子さんの興味の対象を保護者の方も一緒に探究してみてください。

(写真提供:Go Visions 編集:野阪拓海/ノオト)

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