STEAM教育

プログラミング・映像表現・ビジネス…発想力を育むオンライン学び場「SOZOW」とは

2021.09.27

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小林 香織
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プログラミング、デジタルものづくりなどのアクティビティを提供するオンラインの学び場「SOZOW(ソーゾウ)」。正解のない問いを投げかけることにより、子どもの知的好奇心を育むアプローチを取っています。アクティビティを通じた子どもたちの変化、そして家庭で知的好奇心や想像力を育む方法を、「SOZOW」を立ち上げたGo Visions株式会社の代表取締役・小助川 将さんに聞きました。

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話を聞いた人

小助川 将さん

Go Visions株式会社 代表取締役

(こすけがわ・まさし)戦略コンサルティング企業、株式会社リクルート、グリー株式会社、株式会社LITALICOでの勤務を経て、2019年Go Visions株式会社を創業。LITALICOでのITものづくり教育事業やプログラミング教育必修化の有識者会議委員の経験を活かし、オンラインの学び場「SOZOW」を立ち上げる。2児の父でもあり、長男は最年少でWorld Robot Olympiad世界7位に入賞し、現在、孫正義育英財団3期生。

問いに対するアウトプットを中心とするアクティビティ

――「SOZOW」ではどんなオンラインアクティビティを提供しているのでしょうか?

「知的好奇心を原動力にして、能動的に考え、調べ、アウトプットする力を身につけること」を目的とし、全8種類のオンラインアクティビティを提供しています。

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「SOZOW」で提供されている全8種類のアクティビティ

そのうち、「デジタルものづくり」「プログラミングの基礎」「デザイン」「映像表現」「経済・金融」「ビジネス・事業づくり」の6つのアクティビティは、子どもたちがやりたいことを実現するために有益なスキルの学習と捉えています。具体的には、Webサイト制作や映像編集、フレームワークを用いた商品開発などを、子どもたち自身が考える機会を取り入れながら学びます。

残りの「SDGs・最先端テクノロジー」「プロの多様な生き方」は、子どもたちの視野や世界を広げるための学習です。前者は、子どもたちが大人になる2030~40年の地球を主題にして、未来に発展しているであろうテクノロジーを体験したり、気候変動対策を子どもの視点で考えたりします。後者は、普段出会えないような仕事・活動をしている人をゲストに招き、仕事内容や義務教育での学びが現在にどう活きているか、などの話を聞きます。

いずれのアクティビティも、「君ならどう考えるか、どう発想するか」という問いを中心に設計しており、一つの正解を求めることはありません。主体的にアウトプットしたものを参加者の子どもたち同士でフィードバックし合う過程で、子どもの思考力、発想力、知的好奇心が育っていく様子が見られます。

――それぞれのアクティビティでは、最後に「ホームミッション」が出題されているそうですね。

はい。「学んだスキルを生かして名刺デザインを作ってみよう」「この10年以内に生まれた新しい仕事を見つけてみよう」など、学習テーマを深堀りするための課題を用意しています。これは子どもたちの知的好奇心に火が付いた状態を維持し、より深い学びへつなげるのが目的です。

ホームミッションは、オンライン上のバーチャルキャンパスに移動して、同じアクティビティに参加した子ども同士で会話をしながら取り組むことも可能です。その成果は、3〜4ヵ月に1度開催するバーチャルキャンパス上の発表会でお披露目しています。こうした交流を通じて、同じ興味を持つ友達を見つける子どもも多いですね。

子どもたちが制作した作品やアイディアは、オンラインコミュニケーションツール「Slack(スラック)」上でも公開できます。約300名の会員の子どもたちが参加していて、友達の作品に絵文字でリアクションしたり、コメントしたりしながら、交流を楽しんでいます。

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「SOZOW」が運営するSlackでの交流の様子

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