コロナ禍2年目の学び

進む、受験生らへのワクチン接種 佐久長聖や渋谷教育学園渋谷でも

2021.09.08

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山下 知子
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斉藤 純江
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新型コロナウイルスの感染が若い世代にも広がるなか、受験生らへのワクチン接種が各地で進んでいます。私立の佐久長聖高校(長野県佐久市)では、企業の職域接種に参加し、希望した高校生が接種を始めました。浪人生を含む受験生への優先接種を始めた自治体も広がっています。大学入学共通テストまで4カ月余りとなり、生徒からは「授業を休みたくなかったので、安心した」との声もあがっています。

地元企業の支援に約300人が応じる 佐久長聖

佐久長聖高校では、9月の第2週から希望した高校1~3年生に新型コロナウイルスのワクチン接種を始めた。同校によると、受験などを控えた3年生に接種の機会を提供したいと、地元企業が近隣の高校に職域接種への参加を打診。同高が8月下旬に生徒に希望を取ったところ、全生徒の約3割にあたる300人弱が応じたという。同校の教頭は「ワクチンを打つ、打たないはあくまでも家庭の判断。ただ、打ちたいと考えている生徒に機会を与えてもらったのはよかった」と話す。

渋谷教育学園(東京都渋谷区)も9月初め、希望する生徒に同学園渋谷中学・高校で職域接種を実施した。もともとは校内の感染リスクを下げるため教職員向けに接種を考えていたが、大人に対する自治体のワクチン接種が進む一方で10代の生徒たちはなかなか接種できない状況にあったため、ワクチンを有効活用する意味でも生徒への実施を決めたという。

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