エデュアお悩み相談室
受験前の娘を支えたいのに小言が止まりません きょうこ先生「『行動』を変えましょう」
2021.10.15

- 悪い点数や偏差値を見て心が乱れるのは当たり前
- 無理やり「感情」を抑えるのではなく「行動」を変える
- 入試本番までに、数回でも「女優」になれたら御の字と心得る
《質問者》小学6年生の娘がいます。娘の前では「女優」でいなければと思うのですが、実際に良くない点数のテストを見ると、小テストであっても親のほうが焦ってしまい、小言が止まらなくなります。中学受験に向け、娘はこれから大変な時期を迎えるので、安心できる場所や親の支援が必要だとわかっているのですが、自分の感情を抑えることができません。(千葉県 主婦)
今回の回答者は安浪京子さん
《回答》感情より、行動を変えましょう
相談者は素晴らしいと思います。「『女優』でいなければ」「安心できる場所や親の支援が必要」と、あるべき姿がわかったうえで、「自分の感情を抑えることができない」と、客観的にご自身を捉えていらっしゃいます。
そもそも中学受験は親のほうが焦るもの。なぜなら、親のほうが受験をはじめとして様々な経験を積んでおり、ものごとを逆算して考えられるからです。「あと3カ月しかない中で何ができるだろうか」「まだこの分野が苦手。ならば、今のうちに何とかせねば……」。しかし、肝心の子どもにはその視点がありません。いつまでも自分ごとにならない子どもにも、腹が立ちますよね。だから、お気持ちはとてもよくわかります。悪い点数や偏差値を見て心が千々に乱れるのは当たり前です。どうぞ、ご自身を責めないでください。