企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング2021」マスコミ 1位は日経新聞、順位下げた電通

2021.11.09

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回はマスコミ。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

KADOKAWA好調、テレビ局の順位は

採用数が200人を超えるNHK、100人を超えるリクルート、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、電通などを除くと、マスコミ(新聞・出版・放送・広告)は採用数が少ないうえに難関大の学生の人気が高く、入社難易度はランキング表にある25社のうち20社が60を超える。

ただ、昨年に比べると、全業種の総合ランキングで順位が下がった企業が多い。昨年は総合順位で上位30社に入った企業が11社あったが、今年は5社に、上位50社は16社あったのが今年は8社に減っている。

1位は日本経済新聞社。昨年の8位から大きく順位を上げ、総合ランキングでも6位に入った。同社の2021年6月中間期の連結決算は、新聞・雑誌などの紙媒体は低調だったものの電子版が好調なため、売上高は前年同期比6.6%増の1713億円となった。

採用大学は、早稲田大(12人)、東京大、慶應義塾大(各10人)、上智大(5人)、京都大(3人)など。早稲田大、東京大、慶應義塾大の3大学で、採用者の半数以上を占める。この3大学からの昨年の採用数は17人で、最難関大からの採用数が倍増したことから、入社難易度が上がった。

他の全国紙は、読売新聞社が13位、朝日新聞社が16位、毎日新聞社が24位、産業経済新聞社が25位となっている。

日本経済新聞社と僅差で2位になったのは、KADOKAWA。昨年は1位で、最上位の一角を維持している。書籍、アニメ、教育を中心に好調が続いており、コロナ禍にあって電子書籍は2021年4~6月期に四半期ベースで過去最高の売り上げを更新した。通信制高校のN高やS高も順調に生徒数を伸ばしている。

採用大学は早稲田大(6人)、東京大(3人)、京都大、慶應義塾大、上智大(各2人)などとなっている。

3位はテレビ朝日。採用大学は慶應義塾大(4人)、東京大(3人)、京都大、早稲田大(各2人)など。

在京キー局は、フジテレビジョン(6位)、日本テレビ放送網(7位)、テレビ東京(9位)、TBSテレビ(18位)と続いている。

主な採用大学は、フジテレビジョンが慶應義塾大(10人)、早稲田大(5人)、東京大(3人)、筑波大(2人)。日本テレビ放送網が慶應義塾大(8人)、明治大、早稲田大(各5人)、京都大、上智大(各2人)。

テレビ東京が慶應義塾大、早稲田大(各4人)、法政大(3人)、上智大(2人)。TBSテレビが慶應義塾大(6人)、早稲田大(3人)、東京大、上智大、法政大、東京理科大(各2人)などとなっている。

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