学習と健康・成長

「ミネルバ式高校生向けスクール」日本で始動 2022年1月から 独自のメソッド「反転学習」とは

2021.11.25

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小林 香織
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世界中から入学希望が殺到し、合格率2%未満と超難関のアメリカのミネルバ大学。同大学の母体となるミネルバ・プロジェクト社と日本で英語教育事業を展開する株式会社アイランド アプレは、2022年1月から高校生向けのオンラインスクールを開始すると発表しました。大学進学、および、キャリア形成で役立つスキルや概念を英語で学ぶ同スクールについて、アイランド アプレの代表取締役・浜出スティーブさんに聞きました。(写真はミネルバ大学の授業の様子=アイランド アプレ提供)

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話を聞いた人

浜出 スティーブさん

株式会社アイランド アプレ 代表取締役

(はまで・スティーブ)カナダ・トロント出身。1994年に来日後、国際交流員や大手留学機関にてマネージャーを務めた後、2003年にアイランド アプレを創業。企業向けの英語研修や個人向けの英語教育を提供する。ミネルバ認定講師。ケンブリッジ、ハーバード、MITなど名門大学で教育関係論やビジネス論を学んだ経験も持つ。

100%英語で学ぶ「4つのコース」で身につくスキル

――ミネルバ・プロジェクトと共同運営する「Apprez High School Accelerator(アプレ・ハイスクール・アクセラレーター)」の開校目的を教えてください。

弊社は2003年の設立以来、企業や個人向けの英語学習事業を手掛けてきました。背景には、コミュニケーションツールとしての語学力のみでなく、グローバルな環境で活躍するためのスキルを提供したいという思いがありました。そんな中、縁あってミネルバ・プロジェクト社と出会い、プロジェクト概要を聞いたところ、ビジョンに強く共感し、日本展開を一緒に運営することとなりました。

「Apprez High School Accelerator」は、ミネルバ大学へ進学するための準備コースのような位置づけで、高校生、または、高校を卒業した(大学入学前の)学生を対象にしています。ミネルバ大学を含めた海外の大学進学や、その後のキャリアに役立つスキルや概念の習得を目的としたオンラインスクールです。

――具体的に、どんなことを学ぶのでしょうか?

メインコースは以下の4つがあります。すべて1レッスン90分で週2回、トータルで約3ヵ月間の実施となります。1つのコースのみでも受講できますが、1〜4までを順番にすべて受講してもらうことを想定しています。

(1)戦略的学習と成長
自己認識を高め、計画性、知識習得、意思決定を向上させるためのスキルを学ぶ。どんな学習においても必要となるベースのスキル。

(2)表現の明瞭性
言葉の選択、言い回し、文の構造、トーンなどへの理解を深めることで、文章や会話でのコミュニケーション能力を高める。

(3)応用アルゴリズム思考法
プログラミング言語のPython(パイソン)を使用した基本的なアルゴリズムのプログラミングから、機能的でインタラクティブなアプリケーションの構築までのプログラミングスキルを学ぶ。

(4)応用定量的思考論法
数学的な技法や考え方に基づき、実社会の問題の解決に取り組むための知識と自信を身につけることを目指す。

すべてのコースが、ミネルバ大学で実践しているカリキュラムに基づいており、ミネルバ・プロジェクトの認定講師による100%英語での授業となります。いずれのコースも、メインテーマの習得と共に、「クリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング」「エフェクティブコミュニケーション」「コラボレーションスキル」の4つのマインドセットの習得を目指します。ミネルバ・プロジェクトでは、他者との人間関係を構築し、明確な答えのない複雑な問題を解決するために、このマインドセットが必須だと考えています。

レッスンに加えて、英語、または、日本語による授業の予習・復習サポートと、英語によるマンツーマンコーチングも提供します。

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「Apprez High School Accelerator」の受講イメージ

――受講にあたり、どれほどの英語レベルが必要ですか?

指標としては、IELTS 6.5(スピーキングとライティング6.5以上)、TOEFL iBT 90(スピーキングとライティング23以上)、英検1級などとお伝えしています。現状は、帰国子女、あるいは日本在住の外国籍の生徒など、幼い頃から英語を話す環境で育った方が対象になりやすいと思います。

ただ、英語での授業に対応できるアカデミックな英語力を身に付けることができれば、受講は可能です。ベースのスキルや勉強量によって変動しますが、高校1年生の場合、2年ほどの勉強期間を想定しています。

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