学習と健康・成長

見る力を育てる「速読解力」トレーニング 学習塾やスポーツ部活での導入例も

2021.12.09

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小林 香織
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国語の成績が向上。継続した受講生の変化

ーー現在、どのような教育機関で「速読解力講座」が導入されていますか?

全国の学習塾を中心に、小学校から高校までの学校にも導入されています。弊社は、学習塾の第一ゼミナールを運営する株式会社ウィザスのグループ会社であり、「学習塾に通う生徒の学習効率向上」を目的に、速読解力講座が生まれた背景があります。そのため、現在は教育機関向けの導入にとどまっており、一般家庭向けには講座を提供していません。

ーー受講している生徒には、どんな変化が現れていますか?

個人差はありますが、6ヵ月以上の継続受講で変化を感じる生徒が多く、「国語のテストの成績が上がった」「語彙力が身に付いた」「記憶力が良くなった」などの声が聞かれています。ただ、元々語彙力が高い生徒や受講頻度が高い生徒はスキルアップが早く、受講3ヵ月で1分間の読書速度が「739文字」から「2905文字」と、約4倍に向上した生徒もいます。

そのほかの事例では、学校全体で導入した兵庫県の学校では、中学生・高校生の現代文の成績が向上する変化がありました。導入当初は、昼休みと放課後の限られた時間のみの受講でしたが、1人1台のタブレットが普及してからは自宅でもトレーニングが可能となり、急激に成績の変化が現れたそうです。

具体的には、試験の際に最後の問題まで解答できるようになったり、解答を見直す余裕ができてケアレスミスが減ったりしています。受講頻度が高い生徒ほど平均点数が上がっており、トレーニングの成果だと考えられるとのことでした。

小学校4年生から高校3年生までの生徒を対象に導入した学習塾でも、模試や入試の際に要約・記述の問題で速読解力が発揮され、生徒の成績が向上したそうです。ただ、これは速読解力講座だけの効果ではなく、一般的な学習の効果も含まれるはずです。

こちらの塾では、読書量の増加や視野の広がりを実感する生徒もおり、スポーツ推薦を目指す生徒にも速読解力を勧めているとのことでした。

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