企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング2021」自動車・精密機器・その他製造 大日本印刷が急上昇、トヨタは7位

2021.12.07

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は、自動車・精密機器・その他製造。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

1、2位はバンダイナムコグループ

自動車・精密機器・その他製造は、採用大学の裾野が広く、入社難易度は上がりにくい。そのため、全業種の総合ランキングでトップ100位に入っているのは、1位のバンダイナムコエンターテインメントのみだ。

バンダイナムコエンターテインメントは、バンダイナムコグループの中核企業の一つ。「機動戦士ガンダム」「ドラゴンボール」などの人気シリーズを活用した家庭用ゲームやスマホ向けゲームなどIP(知的財産)軸戦略を展開する。

採用判明数39人を21大学から採用している。採用大学の裾野は広いが、入試難易度55以下の大学は、2大学(2人)のみ。複数の採用者があった大学は、早稲田大(7人)、東京大(4人)、上智大、明治大(各3人)、電気通信大、東京外国語大、神戸大、慶應義塾大、同志社大(各2人)。

2位もバンダイナムコグループで、国内玩具最大手のバンダイ。採用が多い大学は、早稲田大、関西学院大(各8人)、明治大(6人)、慶應義塾大(5人)、大阪大(4人)など。

玩具やゲーム関連企業では、任天堂が8位に入っている。採用大学は、早稲田大(10人)、多摩美術大(9人)、筑波大、武蔵野美術大(各6人)、東京工業大(5人)などで、美大からの採用が多いことが特徴だ。

3位は印刷大手の大日本印刷。入社難易度が前年より1.8ポイント高くなり、8位から大きく順位を上げた。印刷事業や、電子書店「honto」と傘下の丸善、ジュンク堂書店などの運営のほか、世界トップシェアのリチウムイオン電池用バッテリーパウチ、有機ELディスプレー関連商品、国内トップシェアのICカードや建装材など多彩な事業を展開している。

採用大学は、早稲田大(22人)が他大学を引き離し、以下、慶應義塾大、東京理科大(各11人)、青山学院大、立命館大(各9人)などとなっている。

5位のヤマハも、昨年の7位から順位を上げている。採用大学は、静岡大、静岡県立大、九州大、慶應義塾大(各4人)、東京工業大、名古屋大、京都大(各3人)などで、静岡県浜松市にある企業としての特徴が表れている。

4位はオリンパス。カメラ事業から撤退し、内視鏡を中心とした医療事業へ転換した。消化器内視鏡のシェアは世界の7割、生物顕微鏡と工業用内視鏡も世界トップクラスのシェアを持つ。

採用数の減少に伴い、入試難易度60以上の大学は、昨年の11大学(30人)から8大学(16人)に減った。このため、入社難易度が1.0ポイントダウンし、昨年の1位から順位を下げた。複数の採用者があった大学は、明治大(4人)、大阪大、早稲田大(各3人)、東北大(2人)。

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