企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング2021」石油・窯業・繊維・紙 ENEOSを 抑え、トップはINPEX

2021.12.21

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は、石油・窯業・繊維・紙。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

入社難易度が高い業種

石油・窯業・繊維・紙は、入社難易度が高い企業が多く、全企業の総合順位でも、100位以内に7社が入っている。

1位は、2021年に国際石油開発帝石から社名変更したINPEX。採用数が多くないこともあり、入社難易度は2位だった昨年より2.7ポイント上がって、トップになった。総合順位も3位と高い。

石油・天然ガスの開発、生産、供給を主業務とする。脱炭素社会に向けて地熱、太陽光、風力発電などの再生可能エネルギーや水素事業の取り組みを強化している。

採用判明数は昨年より13人減り、入試難易度が60以下の大学は、昨年の7大学(8人)から3大学(3人)に減少した。東京大(8人)からの採用が多く、東京外国語大、早稲田大(各3人)、京都大、慶應義塾大(各2人)が続く。

2位は、石油元売り最大手のENEOS。国内燃料油の販売シェアが約50%を占め、系列給油所は約1万3000カ所、グループの売上高は10兆円規模にのぼり、原油価格の高騰で営業利益が上振れしている。再生可能エネルギー事業も推進しており、太陽光やバイオマス、水力、風力発電に加え、水素事業や天然ガス事業にも力を入れる。

採用が多い大学は、早稲田大(19人)、慶應義塾大(14人)、大阪大、上智大(各8人)、北海道大、東京工業大、明治大(各6人)などとなっている。

石油元売り2位の出光興産は6位。採用が多い大学は、早稲田大(8人)、北海道大、大阪大(各7人)、九州大(5人)、千葉大、京都大、広島大(各4人)などとなっている。

3位は、世界首位のタイヤメーカー、ブリヂストン。採用数が昨年から半減し、入試難易度が55以下の大学は17大学(20人)から4大学(4人)に減少した。入社難易度は1.6ポイント上がり、昨年の5位から順位を上げた。

採用大学は、早稲田大(13人)が多く、東京工業大、大阪大(各5人)、名古屋大(4人)、東京大、九州大、慶應義塾大、東京理科大(各3人)が続く。

4位は、自動車用加工ガラスや建築用板ガラスなど、数多くの世界トップクラスのシェアを持つAGC(旧旭硝子)。採用が多い大学は、早稲田大(11人)、東京工業大、京都大、慶應義塾大(各9人)、九州大(8人)となっている。

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