企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング2021」石油・窯業・繊維・紙 ENEOSを 抑え、トップはINPEX

2021.12.21

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井沢 秀
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名古屋が本社の日本特殊陶業が急上昇

5位には、素材メーカーの東レが入った。創業時からの繊維事業以外に、航空機の構造材に使われる炭素繊維の市場を開拓し、世界シェアトップを占めるほか、世界首位のポリエステルフィルム、水処理膜など幅広い製品がある。

採用が多い大学は、早稲田大(12人)、京都大(11人)、東京大(9人)、大阪大、慶應義塾大(各8人)など。

繊維では、帝人が7位。繊維製品や炭素繊維などを扱うマテリアル事業と、医療用医薬品と在宅医療機器を中心に据えたヘルスケア事業などからなる。

採用者が多い大学は、早稲田大(6人)、同志社大(4人)、関西学院大(3人)、北海道大、東京大、東京工業大、滋賀大、大阪大、岡山大、広島大、九州大(各2人)などとなっている。

8位の日本特殊陶業は、入試難易度55以下の大学が昨年の10大学(24人)から4大学(5人)に減少し、入社難易度が2.2ポイント上がった。順位も昨年の15位から大きく上がり、ベスト10入りした。

自動車用スパークプラグ、セラミックス製品を製造する。名古屋市に本社がある企業らしく、名古屋大(8人)と名古屋工業大(7人)からの採用が多く、同志社大(4人)、京都工芸繊維大、立命館大、関西大(各3人)などが続く。

9位は、王子グループ。東南アジアで製造業向けの段ボール需要が伸び、中国などの製紙会社に販売する製紙原料のパルプ価格が値上がりしたことで、営業利益が伸びている。

採用大学は、北海道大、早稲田大(各5人)、慶應義塾大、関西学院大(各3人)、千葉大、東京都立大、新潟大、長崎大、法政大(各2人)など。

10位は、トイレなど衛生陶器で国内最大手のTOTO。採用が多い大学は、関西学院大(11人)、同志社大(9人)、九州大(8人)、熊本大、立命館大(各6人)などとなっている。

石油・窯業・繊維・紙の上位23社の採用数を大学別に集計すると、早稲田大がトップで、2位の慶應義塾大の2倍以上となっている。3位以下は、九州大、名古屋大、大阪大、東京工業大、京都大、北海道大、神戸大、同志社大、立命館大、関西学院大などが続く。

業種ごとに採用数が多い大学を集計すると、石油は早稲田大(30人)、慶應義塾大(19人)、大阪大(15人)、北海道大(14人)、京都大(11人)。窯業は早稲田大(41人)、名古屋大(34人)、九州大(23人)、東京工業大(22人)、立命館大(18人)。繊維は早稲田大(18人)、神戸大(16人)、大阪大(15人)、京都大、立命館大(各14人)。紙は早稲田大(14人)、関西大(8人)、北海道大、法政大、関西大(各7人)となっている。

(企業入社難易度の算出方法)

就職者数は、各大学へのアンケート調査と企業からのデータを使用した。未回答の大学は掲載していない。また、一部の大学は大学院修了者の人数を含んでいる。主要424社は、日経平均株価指数の採用銘柄に加え、会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に大学通信が選定した。
難易度は、駿台予備学校・共通テスト模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職者判明数が9人以下の企業は掲載していない。

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