企業入社難易度ランキング

「就職偏差値が上がった大学2021」ランキング規模別上位78校 東大、慶應、京大に東京理科大が続く

2022.01.25

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井沢 秀
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大学に対する評価は時代とともに変わる。企業がどの大学をターゲットとして採用活動を行い、どんな学生を採用しているのかも、外部からの評価の一つと言える。企業からの評価がどう変わったかを見るために、大学通信が算出した「大学の就職偏差値」を用いて、2021年と2011年を比較することにより、この10年間で就職力が上がった大学を調べた。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

主要企業への就職力がどう変化したか

主要企業に対する大学の就職力を可視化する数値として、「大学の就職偏差値」を算出した。この数値を2011年と21年で比較することで、10年間の就職偏差値の変化を検証し、上がった大学、つまり就職力が高まった大学を中心に紹介する。

大学通信は毎年、大学へのアンケート調査により、企業別就職者数を収集している。調査対象企業は、日経平均株価指数の採用銘柄や企業の規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んでいる。今回、分析したのは、21年(調査対象424社)と11年(402社)のデータである。

両年で企業数が異なるのは、この10年間で企業の合併・統合が進んだことなどによる。合併・統合した企業については、合併・統合する前のそれぞれの企業の就職者数を合計し、合併・統合後の企業の就職者数と比較しているので、大きな乖離は生じない。

大学の就職偏差値の算出方法は次の通り。まず、各企業の採用者の出身大学と、各大学の入試難易度を組み合わせて、「企業の入社難易度」を算出した。この企業入社難易度と各大学からの就職者数を加重平均して、大学の就職偏差値とした。

例えば、ある大学が三菱商事(入社難易度64.6)に6人、トヨタ自動車(58.8)に5人、三菱UFJ銀行(61.3)に3人就職したとすると、大学の就職偏差値は、(三菱商事64.6×6人+トヨタ自動車58.8×5人+三菱UFJ銀行61.3×3人)÷合計就職者数14人=61.82になる。ランキング表では、小数点第2位を四捨五入している。

ただし、今回の就職偏差値は、主要企業就職者に限定して算出しているため、当該大学全体の就職者を対象にしたものではない。入社するのが難しい有名企業に、その大学からどれくらい就職しているか、10年前に比べて主要企業への就職力がどう変化したかを表す数値である。したがって主要企業への就職人数が10年前からどう変化したかも併せてみてほしい。

11年と21年を比較すると、学部学科の新設や募集単位の変更などにより、大学の入試難易度が下がった影響で、主要企業の入社難易度の平均値が0.7ポイント下がっているため、両年の就職偏差値差に0.7ポイント加えた修正値でランキングを作成した。

大学の就職偏差値は、主要企業の就職者数の規模などを勘案して、主要企業就職者が200人以上、100人以上200人未満、30人以上100人未満の三つのグループに分けてランキングした。

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