どうなる中学・高校入試

桜よ咲け! 中学受験生へのメッセージ 28回目の「2月1日」を前に

2022.01.28

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矢野 耕平
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努力を信じて、試験会場へ

2022年度中学受験生の皆さんへ

はじめまして。

中学受験塾で講師をしている矢野耕平といいます。

いよいよ2月1日がやってきます。

皆さんにとっては人生で初めて、自らの「進路」を決める機会になりますね。志望校の入試を前にいまどんな気持ちですか。

平気なふりをしているかもしれないけれど、「本番の試験でミスしてしまったらどうしよう」「自分よりデキる子ばかりが受験していたらどうしよう」――。そんなふうに実はドキドキしている人がいるかもしれませんね。

では、そのドキドキはどうして生まれたのでしょうか。自分が弱いからですか? それは違いますよ。そんな思いになるくらい、志望校に向けて一生懸命に取り組んできたからです。だから、ドキドキすることはみっともないことではありません。むしろ、そんなふうに緊張や不安を抱ける自分を誇りに思いましょう。

振り返れば、この2年間、皆さんは本当に大変な時を過ごしてきましたね。

2年前を思い出してください。4年生までは比較的ゆっくりと進めていた塾での勉強が、5年生になった途端、その量が一気に多くなるとともに、それらのレベルも格段に上がって驚きませんでしたか? そして、そのペースにまだ慣れないうちにコロナ禍によって塾の対面授業がいきなり中止になり、動画配信やオンライン授業に切り替わって、戸惑った人も多かったのではないでしょうか。

塾だけではありません。小学校でも楽しい休み時間や給食の時間に、お友だちと気軽に話せなくなってしまいました。マスクを外して食事をとるときなんて、みんな同じ方向を見て黙って食べましたね。それから、待ちに待っていた宿泊行事や運動会などが次々と中止になったり縮小化されたりして、がっかりしたなんていう人も多いことでしょう。

いま挙げたのはあくまでも一例にすぎません。皆さんはこの2年間いろいろなことを我慢してきました。

先日、わたしは6年生の最後の授業をしながら、その表情を見て、夏の暑い時期に重い荷物を持って塾にやってきて、朝から晩までマスクを着用しながら勉強に励んでいた姿をふと思い出しました。 そんなふうに窮屈な思いを抱えながら、皆さんは受験勉強にこれまで取り組んできました。 そして、いよいよ皆さんの志望校の入試、晴れの舞台を迎えるわけです。

わたしはここまでたどり着いた皆さんのことを本当に立派だと思いますし、その小さな身体で、その小さな手でがんばってきた皆さんのことを心から尊敬しています。この点、皆さんは心から自信を持ってほしいと思います。

ここからはちょっとシビアな話をします。

首都圏の中学入試は年々受験者数が増え、第1志望校の合格切符を手にできる子は「3人に1人」とも「4人に1人」とも言われています。言い換えれば、残念な経験をしてしまう人のほうが圧倒的に多いのですね。

これから連日のように入試が続くことでしょう。

中にはなかなか合格をもらえずに、苦しい思いをする人たちだっていることでしょう。不合格を突き付けられて、全身から力が抜けてしまうような人もいるかもしれません。

いままでたくさんの我慢をしてきた皆さんですが、ここでは我慢しないでください。

泣いたっていいのです。叫んだっていいのです。思いの丈をお父さんやお母さん、あるいは普段教わっている塾の先生にぶつけましょう。自分の素直な感情を出し切ったあとは翌日の入試に向けてやれることをコツコツとやりましょう。大切なことはここで心を折っては決してならないということです。最後の最後まで闘志を持ち続ける人に合格の神様はほほえんでくれるのだとわたしは思っています。

残念ながら、コロナ禍は終息する気配すらありません。 でも、たくさんの大人たちが明るい日常が取り戻せるようにいまも尽力しています。

だから、皆さんの中高生活はきっと楽しいことがたくさん待っているはずです。

そう信じて、そして、自分のこれまでの努力を信じて、元気よく試験会場に向かいましょう。あなたのことを周囲の人たちはあたたかく見守ってくれているはずです。

自らの手で笑顔の春をつかみとりましょう。

それでは、いってらっしゃい!

中学受験指導スタジオキャンパス
代表 矢野耕平
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