大学合格者ランキング2022 今年伸びた高校

京大は北野が5年連続トップ、洛南と東大寺学園が2位タイ 近畿出身者の比率は下がる

2022.04.12

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井沢 秀
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広報に力、全国の受験生が注目

22年度入試の京都大合格者数ランキングの特徴は、地元である近畿2府4県の学校の占有率が下がっていることだ。

清風南海や14人増で7位の灘(兵庫)のように、近畿圏でも合格者が大きく増えている学校はあるが、一方で、10位の西大和学園(奈良)23人減、17位タイの西京(京都)11人減、大阪桐蔭(大阪)15人減、19位の大阪星光学院(大阪)16人減など、合格者が大きく減少している学校も目立つ。

対照的に、2府4県以外の学校では、15位の四日市(三重)13人増、22位の浜松北(静岡)10人増、26位の浦和・県立(埼玉)11人増、37位タイの開成(東京)7人増、広島大附(広島)9人増、久留米大附設(福岡)11人増などと、合格者の増加が目立つ。

全国の学校から京都大への注目度が増す背景には、広報に力を入れており、近畿以外の地域での大学説明会や学校訪問を積極的に行っていることがある。

さらに、東京大が入学後、1、2年次の教養課程における成績が学部(学科)選びを左右するため気が抜けないのに対し、京都大は学部や学科を決めて入学できるので、のびのび勉強できることが全国の受験生から注目される要因になっている。

こうした京都大の特徴から、首都圏の中高一貫校の合格者が増えたこともあり、2府4県の学校の割合は21年度入試の50.5%から今回は48.1%に下がり、地域の多様性が増している。東京大が、地域の多様性を求めているにもかかわらず、実際にはその意に反して、関東(1都6県)の学校の占有率が57.2%から60.3%に上がっているのとは対照的だ。

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