大学合格者ランキング2022 今年伸びた高校

国公立大医学部は東海が15年連続トップ、2位ラ・サール、3位東大寺学園

2022.05.17

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井沢 秀
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コロナ禍が続くなか、「改革」2年目を迎えた2022年度大学入試。大学入学共通テストの一部教科で平均点が大幅に下がるなど、受験生には試練の入試だったようです。そんななかで合格実績を伸ばしたのは、どんな高校でしょうか。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説します。(とくに断りのない限り、本連載の合格者数は、併願可能な私立大で複数の学部・入試方式での合格者を重複して数える「延べ合格者数」を採用しています。延べ合格者数、実合格者数、進学者数などの違いはこちら

少ない定員にトップクラスの受験生が集まる、国公立大医学部(医学科)は狭き門。一般選抜では、大学入学共通テスト、2次試験ともに高得点が求められる。この点で、共通テストの多少の失敗は2次試験で挽回可能な、東京大や京都大などの医学部以外の難関国立大より厳しいといえる。

2022年度の共通テストは大幅に難化し、成績上位層でも思うように得点できなかった。そのため、医学部受験を諦める受験生が増え、一般選抜の志願者が減少すると見られていたが、実際は前年を457人上回る2万2340人だった。その背景には、1次試験(共通テスト)のボーダーラインが下がっていることを冷静に受け止めた受験生が多かったこと、そして何より、コロナ禍で経済状況が不安定になる中、医師を目指す優秀な受験生が増えていたことがある。

今回の国公立大医学部医学科合格者数ランキングの1位は、15年連続で東海(愛知)だった。合格者数は123人で、2位に47人の差をつけている。医学部受験に特化したクラスを持つわけではないが、高い医学部合格実績を頼り、医師の子どもなど中学入学時から強い医学部志望を持つ生徒が集まる。さらに、長年にわたり医学部入試のノウハウが蓄積されていることも、要因として挙げられる。

2位は76人が合格したラ・サール(鹿児島)。前年に比べて合格者が3人減ったものの、3位から順位を上げた。3位の東大寺学園(奈良)は合格者が前年比7人増の68人となり、7位から順位を上げている。京都大の合格者数は15人で、同大の合格者数ランキングで2位だ。

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