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没頭する経験が人生を変える! ドローン起業家の高校生小澤諒祐さんに聞く 「馬と鹿」MV撮影にも参加

2022.05.24

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笹原 風花
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中学2年生のときに起業し、ドローンを活用した空撮映像制作で有名アーティストのミュージックビデオなどさまざまな作品を手がけてきた小澤諒祐さん。今年1~2月に開催された「ドローンムービー世界大会」では、見事、優勝に輝きました。この4月、高校3年生になった小澤さんに話を聞きました。(写真は、小澤さんの動画から)

小澤諒祐さん
小澤諒祐さん

話を聞いた人

小澤 諒祐さん

動画クリエーター

(こざわ・りょうすけ) 2004年、愛知県出身。小学5年生のときにドローンを扱い始め、ドローンレースでは国内屈指の戦績を誇る。中学2年生のときに起業し、現在はドローンによる空撮映像制作チームのリーダー。レースで磨いたドローン操縦技術は業界でも高く評価され、桑田佳祐「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」民放公式スペシャルムービー、米津玄師「馬と鹿」ミュージックビデオの撮影を担当するなど、第一線で活躍中。作品は主にInstagram(@kozaaafpv)で公開している。

ドローンレースの魅力にハマり、レーサーに

―ドローンとの出合いは、いつ、どのように?

父がラジコン全般が好きで、記憶がないくらい幼い頃から、父と一緒にラジコンカーやラジコン飛行機で遊んでいました。ドローンとの出合いは、小学5年生のとき。当時はアメリカから入ってきたばかりで、父にお願いして1万円くらいの簡易的なドローンを買ってもらいました。その頃は、スマートフォンにOsmo(オズモ)という手ぶれ補正機器をつけて撮影することにハマっていました。ドローンを使えば空中から映像が撮れると聞き、やってみたいと思ったんです。

―操縦や撮影の技術はどのように身につけたのですか?

偶然にも、自宅から数分のところに国内初のドローン練習場ができたんです。そこに練習に通ううちに、撮影用ドローンのほかにレース用ドローンがあることを教えてもらい、レース用ドローンを使い始めました。

レースでは特殊なゴーグルを装着し、そこにドローンに搭載されたカメラの映像が映ります。パイロットとして操縦しているような臨場感とスピード感がすごくて、すぐにその魅力に取りつかれてしまいました。

地元で大会が開かれることになり、勧められて参加したものの、結果は最下位。ただ、40、50代の参加者が多いなか小学生は僕だけ。レースを見にきていたドローンショップの社長さんから「若いのに頑張ってるね」と声をかけてもらい、スポンサーになってもらえることになったんです。具体的には、ドローンのパーツを提供していただくことになりました。レース用ドローンは高価なので、ありがたかったですね。

3カ月以内にドローンレースで結果を出さないとスポンサー契約が切れてしまう、という条件だったので、そこからはとにかく操縦技術を磨こうと、毎日のように練習場に通い猛練習しました。レースで2位に入ることができ、スポンサー契約は継続に。その後、中学生の頃にはスポンサーが最大8社まで増えて、パーツ提供だけでなく資金提供をしてくれるところも出てきました。収入が得られるようになり、中学2年生のときに個人事業主として起業しました。当時はドローンレーサーとしての収入がほとんどでした。

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