合格者ランキング2022 今年伸びた高校

東大文系でもトップは開成、2位聖光学院、3位西大和学園

2022.05.24

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井沢 秀
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コロナ禍が続くなか、「改革」2年目を迎えた2022年度大学入試。大学入学共通テストの一部教科で平均点が大幅に下がるなど、受験生には試練の入試だったようです。そんななかで合格実績を伸ばしたのは、どんな高校でしょうか。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説します。(とくに断りのない限り、本連載の合格者数は、併願可能な私立大で複数の学部・入試方式での合格者を重複して数える「延べ合格者数」を採用しています。延べ合格者数、実合格者数、進学者数などの違いはこちら

東京大の一般選抜は、学部別ではなく、文系なら文科1~3類、理系なら理科1~3類の科類別に行われる。入学後は、科類ごとに2年間の前期課程(教養学部)を経て、後期課程で学部別に分かれて専門分野を学ぶ。文系なら、文1が法学部、文2が経済学部、文3が文学部、教育学部、教養学部と科類ごとに主な進学先は決まっているが、医学部や理系学部も含め全学部に進学が可能だ。

東京大文系合格者数ランキングの1位は、全体の合格者数ランキングでも193人が合格してトップの開成(東京)で、前年を24人上回る78人が合格している。

2位は前年より4人増えて44人が合格した聖光学院(神奈川)で、全体の合格者数数ランキング(4位)の順位を上回っている。同様に、3人増で39人が合格した西大和学園(奈良)は、全体ランキング5位に対し文系のみで集計すると3位。3人増で35人となった渋谷教育学園幕張(千葉)も全体の7位に対し文系では4位と、いずれも全体のランキングを上回っている。一方、全体ランキングで2位の筑波大附駒場(東京)は文系では8位。同じく全体で3位の灘(兵庫)は文系では7位と順位を大きく下げている。

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