「大学付属校」の現在地

卒論の執筆通じてリベラルアーツ教育 内部推薦のポイントにも 立教池袋

2022.06.08

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葉山 梢
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大学付属校や系属校は大学受験がないため、受験にとらわれないカリキュラムを組むことができます。高校卒業時に卒業論文を課す学校も少なくありません。立教池袋高校(東京都豊島区)は2年生の夏から1年半かけて卒論の執筆や発表に取り組み、内部推薦のポイントにも反映させています。(写真は、資料を集めて卒論の執筆を進める同校の生徒)

一人ひとりが自らテーマを設定

図書館で探した本を読み込む生徒、調べたデータをエクセルに打ち込む生徒……。立教池袋高校の3年生の「卒論講座」の授業は、一人ひとりが自ら設定したテーマについて資料を探し、執筆を進める。

3年生の橋口幸二郎さんが選んだテーマは「これからの有明の都市開発と今後あるべき姿」。社会の授業で自分が住む東京・有明地区について調べ、「住民の高齢化が進んでいるのにタワーマンションが増えている。住宅の供給が過剰なのでは」という問題意識を持った。

「調べてみると、子育て環境が充実していて若い世代の住民も多かった。町の知らない一面が分かるのは楽しい」と話す。「やらされているというより、むしろ前のめりになって取り組んでいる」といい、図書館やインターネットでは見つからないデータを得るため、区役所への取材も検討しているという。

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