大学合格者ランキング2022 現役「実合格者」編

早慶上理トップは、付属校を除くと日比谷 次いで横浜翠嵐、渋幕、市川、豊島岡女子

2022.06.28

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井沢 秀
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大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」を採用することが多い。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても合格者1人とカウントするのが「実合格者数」という指標だ。コロナ禍2年目の入試で志願者数が反発した私立大が多いなか、実合格者数はどう変動したのか。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説します。(延べ合格者数、実合格者数、進学者数などの違いはこちら

私立大の一般選抜には、大学独自の試験を課す一般方式や、大学入学共通テストの成績で合否が決まる共通テスト利用方式など、複数の試験方式がある。また、学部や学科をいくつも併願できるので、1人の受験生が複数の合格通知を得ることが可能だ。

こうした状況もあり、私立大の合格者数ランキングは、例えば1人が5学部に合格すれば5人とカウントする、延べ合格者数でランキングするのが一般的だ。ただ、この集計では、1人の生徒がいくつも合格すると、合格実績が実態より高く見える学校も出てくる。

そこで、1人が同じ大学にいくつ合格しても1人とカウントする、現役の実合格者数を集計してランキングした。2022年度は、4386校にアンケートを出し、調査対象大学に合格者があった1636校を集計した。一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜の合算値で、開成、筑波大附駒場、麻布、栄光学園、海城、浦和・県立など、回答していない学校もある。

今回は、私立大最難関の早慶上理(早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大)を取り上げる。

最初に、大学別の「合格者併願率」(延べ合格者数÷実合格者数)を見ると、もっとも低いのは慶應義塾大で1.19だった。受験生1人当たりの合格学部数が約1.2学部ということだ。次に低いのが早稲田大の1.32で、東京理科大が1.39、上智大が1.41だった。学校推薦型選抜や総合型選抜の合格者は1人1学部なので、合格者併願率を下げる要因になることを勘案しても低い数値といえよう。

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