大学合格者ランキング2022 現役「実合格者」編

MARCHトップは大宮開成、2位山手学院、3位厚木

2022.07.05

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井沢 秀
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大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」を採用することが多い。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても合格者1人とカウントするのが「実合格者数」という指標だ。コロナ禍2年目の入試で志願者数が反発した私立大が多いなか、実合格者数はどう変動したのか。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説します。(延べ合格者数、実合格者数、進学者数などの違いはこちら

今回はMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の現役実合格者数ランキングを見ていこう。4386校にアンケートを出し、回答のあった1636校分を集計した。合格者数は、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜の合算値で、MARCHの合格実績が高くても、回答していない学校もある。

まず、大学別の「合格者併願率」(延べ合格者数÷実合格者数)を見ると、最も低いのは青山学院大で1.19だった。1人当たりの平均合格学部数が1.2学部に満たないということだ。

MARCHの大半の大学の合格者併願率がほぼ前年並みのなか、2番目に低かった中央大は、1.35から1.27と0.1ポイント近く下げている。2022年度入試から、一般方式と共通テスト利用方式を併願した際の受験料割引制度を廃止したため、共通テスト利用方式の志願者が減少したことが、併願学部の減少につながっている。

以下、法政大1.30、明治大1.36、立教大1.43と続く。MARCHの中で、立教大の併願学部数が比較的多いのは、21年度入試から、一般選抜で5日間の試験日自由選択制を導入し、大半の学部が最大5日間受験可能になったことが要因として挙げられる。

そうした入試環境の変化のなか、実合格者数ランキングの1位は、21年度を133人上回る469人が合格した大宮開成(埼玉)。延べ合格者数738人に対する合格者併願率は1.57で、上位20校の中で最も高かった。なかでも、立教大は1.96と生徒1人当たり約2学部に合格している。

2位の山手学院(神奈川)も実合格者数が大きく増え、前年を112人上回る444人。反対に3位の厚木(神奈川)は、78人減少して381人となった。それでも、MARCH内で併願する生徒が多いことから、350人の卒業生数を上回っている。

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