ハイスクールラプソディー

起業家・ファッションデザイナー ハヤカワ五味さん 九段中等教育学校 文化祭実行委員の経験、仕事に生きる

2022.07.14

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中村 千晶
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「胸の小さな女性向けのナチュラルなランジェリーがない!」――そんな思いから美術大学在学中にブランドを立ち上げたハヤカワ五味さん。区立中高一貫校時代のさまざまな経験がいまにつながっているといいます。どんな高校時代だったのでしょう?

ハヤカワ五味さん

話を聞いた人

ハヤカワ五味さん

起業家・ファッションデザイナー

はやかわ・ごみ/1995年、東京都墨田区生まれ、千代田区育ち。問題解決型アパレルブランドを運営する「株式会社ウツワ」と「株式会社ILLUMINATE」の代表取締役。多摩美術大美術学部グラフィックデザイン学科卒業。大学入学後、ワンピースブランド<GOMI HAYAKAWA>を、2014年にランジェリーブランド“feast”を立ち上げる。15年に「株式会社ウツワ」を起業。

本の街、東京・神保町のご出身です。

子どものころからインドア派で勉強好きでした。マンガやゲームも好きで、絵を描くのも好き。親に勉強しなさい、と言われることもなく自主的にやっていました。RPGの延長のような感覚で、経験値をためてスキルアップしていくのが楽しかったのだと思います。書店が近くにあることは、参考書探しに便利でラッキーでした。

中学から千代田区立九段中等教育学校へ。

カリキュラムも校風もかなり珍しい学校だったと思います。授業内容も先生によってアレンジされていて、英語は発音教育の「フォニックス」から始まったんです。科目の選択も自由度が高く、私は数学を数Ⅲ、数Cまでやりました。美大受験にはまったく必要ないので、完全に趣味です。

母校にはすごく感謝しています。勉強面では予備校に通わなくても十分受験に対応できましたし、2年生(中2)と5年生(高2)のときにオーストラリアに2週間ほどのホームステイにも行かせてもらいました。小学校までは、勉強している人が恥ずかしいような空気がありましたが、中高時代は「勉強が楽しい」というのがクラスの半数くらい。放課後にみんなで「この問題はこう解くとわかりやすい」と教えあったりもしました。

ハヤカワ五味さん
写真/戸嶋日菜乃(朝日新聞出版写真映像部)

勉強法を自分で編み出したそうですね。

私は気が散りやすく、同時に複数のことをやるのが難しいんです。作業を区切ってひとつずつやらないと「あれもこれも!」となってしまい、結局何も進まない。そこでまず1日の最初にその日のToDoリストを作るようにしました。受験時期には10分ごとに「国語」「英語」など学習する科目と内容をふせんに書き、順番にこなしました。リストは終わったら捨てずに残します。残しておかないとやったことをすぐ忘れ、「今日も何もできなかった!」と落ち込んでしまうんです。短期記憶が保たれないので暗記も苦手。そういう自分の「くせ」を理解して、英単語なども単語帳で覚えるのではなく、単語の意味をイメージで覚えたり、文章読解問題に重点を置いたりしました。

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