サピックス広野先生の 知っトクなっトク中学受験

低学年の夏休みの過ごし方 小1~3の「関心の的」探しが中学受験のベースに

2022.07.20

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広野 雅明
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情報過多の時代の中学受験。大手進学塾サピックスの広野雅明先生が保護者の方々に向け、情報を上手に利用するコツを解説します。

今年も中学受験の受験者増加、受験率の上昇、通塾の早期化、英語選択入試の導入校の増加など、保護者にとってかなり耳が痛くなるような教育ニュースが数多く取り上げられます。中には極端な先取学習を進める保護者もいらっしゃると思います。もちろん子どもは十人十色、成長のペースもそれぞれですので、その子の成長段階にあった学習が望ましいと思います。ただし、受験勉強が本格化する5年生以後の夏休みではできないことを、低学年では体験させてほしいと思います。その子にとって好きなこと、興味のあることを一緒に探していくことも保護者にとって大事なことと思います。今回は低学年生の夏休みについて書きたいと思います。

自然に親しむ時間を与えて

この2年ほどコロナ禍で家族での旅行や外出を控えた方も多いと思います。7月になって新型コロナウイルスの感染者が増加している中ですが、行動制限が再び厳しく制限されなければ少しでも家族で外出する時間を作ってほしいと思います。昨年後半から中学校や高等学校の修学旅行などが少しずつ実施されるようになりました。生徒も例年以上に喜び、様々な準備をして、知見を深めたそうです。特に都心部に居住の方は、低学年の間に自然に親しむ時間を与えてほしいと思います。

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海や山、川、湖、農村、山村、漁村、その他、都会を一歩離れるとまだ昔ながらの日本が残っています。鳥、魚、様々な植物を実際に見たり、触ったりする機会もあるかと思います。電車や自動車の移動であればその経路で様々な会話ができます。スマートフォンやタブレットがあれば地図上で移動を実感したり、分からないものをすぐに調べたり、子どもが興味を示した場所に少し立ち寄ったり、そんなことができるとたくさんの刺激があります。地元ならではの料理を一緒に食べるのもいいですね。保護者の皆様もそのようなデバイスを個人の趣味で使うだけではなく、子どもとの会話の補助手段としてぜひ有効に活用して欲しいと思います。

もし遠出が難しいときは体調管理や水分補給に注意した上で、近くの博物館、美術館、公園、河川敷、寺社などを一緒に行くのもいいですね。事前に保護者が下調べをして、子どもの問いに応えたり、逆に質問を投げかけたりしてできるだけ会話をたくさんするよう心掛けて下さい。

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