大学合格者ランキング2022 「現役進学率」編

東大現役進学率は4割超の筑波大附駒場がトップ 開成、聖光学院、桜蔭も3割超

2022.08.09

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井沢 秀
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大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」を採用することが多い。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても1人と数える「実合格者数」という指標を紹介してきた。さらに正確に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」だ。現役の進学者数を卒業生数で割った「現役進学率」を見ると、その高校から何割ほどの卒業生が現役で進学したかがわかる。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説します。(延べ合格者数、実合格者数、進学者数などの違いはこちら

複数の大学に合格しても、進学先は一つ。難関大の進学実績は、進学校の真の実力を知る最も有効な指標となる。そこで、全国の4386校に現役進学者数をアンケートし、2416校から得た回答をもとに、大学別の現役進学率をまとめた。今回は東大の現役進学率を見ていこう。

国内最難関の東大であっても、合格者全員が進学するわけではない。まずは、学校別の現役「本命率」(現役進学者数÷現役合格者数×100)をご覧いただきたい。大半の学校が100%となる中、8位の駒場東邦(東京)が97.4%、12位の渋谷教育学園渋谷(東京)が96.9%、17位の筑波大附(東京)と浅野(神奈川)が各96.4%など、表中には100%を下回る学校が7校ある。

東大の発表によると、2022年度入試の一般選抜合格者は2996人。対する入学者数は2983人で13人が辞退している。辞退者は理科1類と理科2類が合計11人と大半を占める。医学部志望でも、大学入学共通テストの失敗など、主に医学部に進学する理科3類が厳しくなると、理科1類や理科2類に志望変更する受験生がいる。こうして東大を受けて合格しても、医師になりたい受験生は、慶應義塾大などの医学部に合格していれば辞退するケースがある。このことが、理科類の辞退者につながっているのだ。

ランキング1位は現役進学率40.7%の筑波大附駒場(東京)。現役合格者数ランキングは66人で4位だが、現役進学率は例年トップだ。このように合格者数と進学率のランキングが逆転している学校には、現役合格者数が35人で11位、現役進学率は20.3%で6位の栄光学園(神奈川)がある。合格者数ランキングはベスト10圏外でも、卒業生の5人に1人が現役で東大に進学している。同様に、久留米大附設(福岡)は現役合格者数34人で12位だが、現役進学率は7位。駒場東邦は現役合格者数39人で10位だが、現役進学率は8位となっている。

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