英語嫌いにさせない!

人気の「英語学童」や幼児向け教材 英語教育に力を入れる保護者の思い

2023.01.23

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川口敦子
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小中学校の英語で学ぶことが増えて難しくなるなかで、多くの家庭が「英語にどの程度の時間や費用をかければいいのか」と悩んでいます。英語の習い事や自宅学習に力を入れている家庭は、どのような思いで取り組んでいるのでしょう。熱心な保護者に聞きました(写真は英語学童で折り紙を楽しむ子どもたち、22年11月17日、東京・有明の「Kids Duo」)

ソニー生命が2021年、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1千人に実施したインターネット調査では、子どもの英語教育に「お金をかけたい」が54.4%、「かけたいと思わない」が45.6%で、保護者の意識はほぼ二分されていた。「かけたい」と答えた人に、月にいくらかけたいかも尋ねたところ、5千~1万円未満が最も多かった(下のグラフ)。

英語学童に、幼児向け教材 英語教育に熱心な保護者の思いとは

英会話教室などが加盟する全国外国語教育振興協会の担当者も「小学校での英語の教科化で、英語教育に熱心な家庭が増えた一方で、家計が厳しく、英語教育まで手が回らないという声も耳にする。二極化がなくなることはないでしょう」と話す。

小学生の子を持つ熱心な家庭に人気なのが、放課後預かりと英語教育を組み合わせた「英語学童」だ。

昨年11月中旬、東京・有明の英語学童「Kids Duo(キッズデュオ)」を訪ねた。

ある教室では、15人の児童が英語でやりとりしながら、折り紙やゲームを楽しんでいた。英語を母語とするネイティブの講師が、様々な色の折り紙を見せて「What color do you like?」と尋ねると、子どもは「Yellow」と返した。講師は児童の間を回りながら、「Good job!」「Perfect!」などと一人ひとりに声をかけていく。隣の教室からは、英語の歌に合わせてダンスを楽しむ声が聞こえてきた。

キッズデュオは、学習塾などを手がける「やる気スイッチグループ」(東京都中央区)が08年に立ち上げ、全国約200カ所で展開している。下校時刻に合わせてワゴン車で近隣の小学校を回り、集まった児童は工作やダンス、外遊びやゲームをして過ごす。英語がネイティブのスタッフだけでなく、バイリンガルの日本人スタッフもいるが、滞在中はすべて英語でやりとりする。

担当者によると、以前は小1からの利用が多かったが、最近は小学校で英語の授業が始まる3、4年生からの参加も増えているという。最低週2回からの利用が必要だ。

昨年から小2の長女を通わせている女性(39)は、利用のきっかけについて、「今やっておけば、将来子どもの選択肢が広がると思った」と語る。平日の午後3~7時、週3回の利用で、月の費用は約5万600円(バス送迎サービスは無料)。「共働きなので、どこかで放課後の面倒を見てもらわなければならない。学童で英語にも触れられるなら一石二鳥です」

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