自ら学ぶ子になる!

小学生のやる気を引き出す保護者の励まし方は 勉強の“ゲーム化”も効果的

2023.03.16

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川口敦子
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自分から調べ、学習できるようになるために、子ども本人と保護者はどんなことを心がければいいのでしょうか。小学生とその保護者が注意したいポイントについて、東京学芸大付属世田谷小学校の教諭で、子育ての著書も多く執筆している沼田晶弘さんに聞きました。(写真は、沼田晶弘さん)

沼田晶弘

話を聞いた人

沼田晶弘さん

東京学芸大付属世田谷小学校の教諭

ぬまた・あきひろ/東京学芸大付属世田谷小の現役教諭。「世界標準のアクティブ・ラーニングでわかった ぬまっち流 自分で伸びる小学生の育て方」(KADOKAWA)など著書多数。親子でお金について学べるアプリ「PIGUCHI(ピグっち)」を監修。

「できた」を大切に

小学校に進学すると、幼児期とは環境ががらりと変わります。それまでは、多くの子は頑張らなくても歩けるようになり、話せるようになり、走れるようになっていたことでしょう。ところが、小学生になると、読み書きや計算など繰り返さないと身につかないことが出てきます。

たとえば1~9の数を足す81マス計算を授業でやると、ものすごいスピードでこなす子と、遅くて泣いてしまう子がいる。でも、遅い子も繰り返せば速くなります。そのことを子どもが理解して練習し、前より速くなると自信につながります。小さな「できた」の積み重ねが大切なのです。

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