横山明日希の楽しい算数 使える数学

木や電信柱の高さを調べる方法は? 紙とテープで測定の道具を作ってみよう 慣れれば誤差10%以内に

2023.05.25

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横山明日希
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算数や数学といえば、公式や解法の暗記で、いったい何の役に立つの?と、苦手意識を持つ人は多いかも知れません。でも、私たちの身のまわりには、算数・数学の理論や考え方が生かされている場面がたくさんあります。暮らしに役立つ知識があれば、毎日がきっと楽しくなるはず。算数の面白さを伝える活動をしている横山明日希さんが、家族で楽しめる話題をお伝えします。

直角二等辺三角形の性質を利用

木や電信柱の高さを調べる方法は?

少しずつ暖かくなり、アウトドアへのお出かけが楽しいシーズンとなってきましたね。木や電信柱など、身の回りには「高い」ものがたくさんあります。でも、実際どの程度の高さなのか意外と知らず、調べる方法もなかなか思いつきません。

そこで今回は、木や電信柱など手が届かないものの高さを調べる算数・数学的な方法をご紹介します。直角二等辺三角形の性質を利用します。直角二等辺三角形というのは、小学校で使う三角定規のうち角度が90度、45度、45度のものです。

高さを調べるために使う道具は紙とテープ、そしてメジャーです。メジャーさえあればなんとかなるような気がしますが、空に向けてメジャーを伸ばして直接測るのは難しいものです。そこで、紙とテープを使って測定用の道具を作ります。図1を参考に、紙を直角二等辺三角形になるように折り、別の紙を丸めて筒のようなものを作って三角形の斜辺に取り付ければ、完成です。

木や電信柱の高さを調べる方法は?
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