大学「年内入試」 課題と希望

面接の代わりに「3分動画」で熱意を伝えた 総合型・学校推薦型選抜の体験談①慶応合格の本山さん

2023.06.09

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柿崎 隆
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大学入試において、実施大学が増え続けている総合型選抜・学校推薦型選抜。実際に合格した受験生はどのような動機で制度を利用し、どのような勉強をしたのでしょうか。そして受験生に伝えたいメッセージは。4人の大学生に聞きました。いずれも高校時代にコロナ禍を経験した人たちです。1回目は、慶応義塾大総合政策学部のAO入試で合格し現在3年生の本山理奈さんです。(写真は大学入学式のときの写真)

海外留学の結果、高校生活を4年

公立中学から都立国際高校に入りました。

高校1年の時、オーストラリアのケアンズに約1年間留学。赤道に近い都市で気温が45度になるときもあり、「地球ってこんなに熱いんだ?!」と感じました。その経験から、地球温暖化の問題に関心を持ちました。日本に帰国したのは翌年の12月、2年生として学ぶ期間は数カ月しか残っていなかったため、1年として戻ってやり直すことにしました。高校は自由な校風で校則もありません。海外経験の結果留年する人も少なくなく、高校生活を4年送ることにも不安はありませんでした。

帰国後も社会的な課題への関心が深まり、貧困問題、ジェンダー問題にも関心を持つように。

具体的な活動としては、タピオカがブームになった時、カップのゴミがそこかしこに落ちていることが気になり、リユースカップの利用に関心を持って自分でNGOに入りました。全国ビジネスコンテストに出て賞をもらったことも。ジェンダーの問題では性別に関係ないコンテストをやろうと、自分で学生団体を作って活動しました。

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